「Vocaloid4 Libraly Fukase」の開発者にいろいろ聞いてみた。

DTM NAMM SHOW 2016 VOCALOID いろいろ聞いてみた。 ニコニコ 特集
先日、正式発表となった、SEKAI NO OWARI Fukaseさんのボカロライブラリ「Vocaloid4 Libraly Fukase」。

このライブラリを使った、れるりりさんの「僕がモンスターになった日」は、ニコニコ動画で早くも20万再生を超えるヒット。製品発売前にも関わらず、メーカーや販売店に問い合わせが多数寄せられ、ものすごい反響です。



↑どうですか!?かなりご本人に近いと思いません?

そんな、「Vocaloid4 Libraly Fukase」に関して、ヤマハの吉田さんから開発の経緯を聞くことができました。

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▲事業開発部VOCALOIDプロジェクト開発担当 吉田雅史さん。

 
きっかけは3年前。

深瀬さんの声をもとにボカロを作ろうというお話をいただいたのは、3年前くらいです。SEKAI NO OWARIの当時の事務所さん(Lastrum)と、現事務所さんのTokyo Fantasyさんから「ボーカロイド化できないか?」というお話を頂きました。ヤマハとしても歌手のライブラリを増やしたい意向がありましたので、縁あって開発することになりました。

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VOCALOID4 スターターパック Fukase「Vocaloid4 Libraly Fukase」まもなく発売。(※発売前サンプルにつきデザインが若干変わる場合があります)

 
英語ライブラリは必須。

日本語と英語のバイリンガルにしようというのは、最初から決まっていました。英語ライブラリは製作に時間がかかるのですが、最近のDTMでは、英語のボカロも増えてきましたし、SEKAI NO OWARIは、海外にもファンが多い。「海外にいるセカオワのファン」「日本にいるDTMユーザー」両方のことを考えてそうなりました。

日本語に関しては、Fukaseさんの通常の歌声を「Normal」、特徴的なやさしい声を「Soft」にして2種類収録しています。VOCALOID4の技術「クロスシンセシス」でブレンドも可能です。さらに、よりFukaseさんらしい歌に仕上げるため、Jobプラグイン「Electronica-Tune」も収録しています。

英語に関しては、深瀬さんご本人も積極的に発音の練習してくださいまして、レコーディングがスムーズに行えました。さらに、日ごろから英語ライブラリに関しては、ネイティブスピーカーのチェックも行っていますので、英語圏で暮らす人が聞いても申し分ないクオリティになっていると思います。

 
レコーディングは普段使っているスタジオで。

ボカロライブラリの出来栄えは、録音で決まると思っています。歌手のライブラリでは、当然ご本人の声を丹念に収録していきます。今回の制作にあたり、「Fukaseさんの声をそのままボカロにしよう」という意図がありました。なので、「普段使っているスタジオ、普段使っている機材、普段から担当しているエンジニアさんがいいのではないか?」と思いったって、事務所さんに相談したところ、日頃からCDの制作でも使っているスタジオで収録することができました。おかげで、深瀬さんご本人も非常にリラックスした状態でレコーディングに臨めている様子でした。

ご本人やメンバーもボカロに対して非常に興味をもって頂いて、いい作品になったと思います。誰でも使いやすいように、発音はしっかり出るように作る一方、深瀬さんさん独特のクセも残していますので、「らしさ」がしっかりでていると思います。

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▲製品には、VOCALOID の基本的な操作方法を学べる特製小冊子も封入。

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▲丁寧な説明で入門者でも安心。

 
まとめ

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「Vocaloid4 Libraly Fukase」は、日本語、英語の両方を収録、ご本人の特徴を捉えながらも入門者でも使いやすいライブラリ。また声質も独特で男性ライブラリでありながら高音域まできれいに出せるライブラリで、これまでのライブラリともまた違うもので、SEKAI NO OWARIのファンも、そうでないクリエーターの方も、使いやすいライブラリに仕上がっていると思います!

【YAMAHA / VOCALOID4 Library Fukase】
■発売日:2016年1月28日(木)
■価格 :14,000+税

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【YAMAHA / VOCALOID4 スターターパック Fukase】
■発売日:2016年1月28日(木)
■価格 :22,000+税

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