機材の接続に関するあれこれPart2

DTM PA機器 店頭スタッフがご案内! 梅田店:鳴尾
渋谷店デジタル担当の鳴尾です。

前回記事に引き続き、機材の接続に関してご説明させていただきます。

店頭でもお客様によくご質問を受けることが多いのが
「どこにつなげば一番いいのかわからない」ということがとても多いです。

先日バランスとアンバランス接続についてご説明しましたが、それに付随する内容となります。
本来であればインピーダンスについてご説明するところなのですが、内容が複雑となりますので
そこは割愛させていただき、わかりやすくご説明できればと思います。

マイクロフォンの接続
これについては、一部例外を除いてXLR端子での接続が1番となります。
XLR端子に接続することでバランス接続の状態となりノイズの影響を受けにくくなります。
さらにコンデンサーマイクを使用する際は接続側機器からのファンタム電源をうけることができます。

Steinberg UR12 左側の1の入力がXLR、右側の2の入力がHi-z入力となっています。


エレキギター/ベース/エレアコの接続
基本的にこれらの場合はハイインピーダンス(信号の弱い)機器となるので、Hi-z表記のある
フォーン端子に接続、ない場合はダイレクトボックスに入力後XLR端子に接続するのが一般的です。

シンセサイザー/DJ機器などの接続
一般的にラインレベルと言われる出力の高い機器はLINE入力に接続するのが一般的です。
前回ご説明したようにアンバランスのまま長く引き回すとノイズが載る原因となるため、
その場合はダイレクトボックスでバランス信号に変換した上でXLR端子に接続します。

コンボジャック
最近のオーディオインターフェイスやミキサーなどこの端子が装備されてるものが多くなっております。
XLRとフォーンが1つになっているジャックですが、スペースが少なくすむためコンパクトにできる点
メリットがあります。
Steinberg UR44です。コンボジャックが正面に4つ装備されています。
IMG_5848

こんな感じでXLRプラグも刺さります。
IMG_5851
IMG_5852

フォーンプラグも刺す事ができます。
IMG_5849
IMG_5850

マイクをLINE端子に刺すと?
マイクの接続端子はXLRのものが多いですが、その先のケーブルでXLR-フォーンになっているものも存在します。
機器によってはMIC端子がフォーンになっているものも存在しますが、XLRが装備されている際は前述のように
XLRで接続するのが基本となります。マイクをLINE端子にフォーンで接続すると、音は出ます。
しかしながら、アンバランス接続の状態となってしまいノイズに弱くなるとともに、LINE入力は大きな信号を
受ける端子となっていますので、GAINを相当に上げないといけなくなってしまい、さらにノイズが増える結果となります。
コンデンサーマイクの場合はファンタム電源を受けることもできませんので音が出ないと言うことになります。

LINE出力をXLR端子に刺すと?
実のところやむを得ない事情でつなぐためにこのタイプのケーブルも存在しますが、
結果としては前述のマイクをLINE端子に接続したときと逆の現象が起きます。
つまりは比較的小さな信号を受けるためのXLR端子に大きなラインレベルの信号が入るため
音量が下がりきらない(場合によってはGAINを下げても歪んでしまう)事が起こりえます。
ミキサーによってPADスイッチ(抵抗を入れることで入力信号を下げる)が装備されていますので
その際には使用することで歪みを抑えることができますが、音質の面では劣るかと思います。
アンバランス信号の出力はもともとプラスとアースのみとなりますのでケーブルを変えても
バランス信号とはなりません。ゆえに入力が確保できないなどの理由がない限りは
メリットはほぼないと言えます。

正しい接続を行うことでその楽器や機器のポテンシャルを最大に生かすことができます。
ノイズなどにお悩みの際は一度接続についても確認して見直すことで改善されることもあるかと思います。
ぜひ店頭でもお気軽にご相談ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

この記事を書いた人

鳴尾 篤彦
梅田店デジタルフロア担当。幼少に始めたピアノを始め、ギター、ドラムも演奏するマルチプレイヤー。DTM、レコーディング、PA関連のノウハウもあり、リハーサルスタジオや飲食店の音響システムのプランニングなども手掛ける。幅広い知識と経験でみなさまの音楽ライフをサポートいたします。

Social

Tweet