イノベーションが止まらない|NAMM2017・ブースレポート -株式会社ユードー-

「beat mania」などいわゆる「音ゲー」の火付け役でも有名な南雲玲生氏が立ち上げた株式会社ユードーもNAMM SHOWに出展していました。

「弾きやすい鍵盤」と「扱いやすいインターフェース」という究極を目指した完全オーダーメイドのシンセサイザー「NEUMAN」に加え、音楽がもっと身近になりそうな、ダンボールの鍵盤「kami-oto」が展示されていました。

 

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多くのシンセサイザー奏者が賞賛するYAMAHA FS鍵盤をもとに、PCのアーキテクチャーで稼働する「neuman」の2代目。音源も自社開発だそうです。
「NEUMAN-2」では、筐体に「アルミ・シートメタル」を採用。NUMAN-1 同様 CPU ボード、 SSD ドライブ、等のコンポーネントによって構成。また、これらは内部の装置の交換が可能とのこと。ボタンは一切なく、タッチパネルで操作します。
YAMAHA FS鍵盤の調達はDX-7の中古品などから行うそうで、その後鍵盤の1つ1つを調整するのに大変手間暇がかかるとのことです。

年間生産台数は、6台程度で、価格は800万円程度。使用するミュージシャンとともに熟成させていくとのことです。

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▲こちらは初代neuman

 

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ダンボールを組み立て、文字入力用のキーボードの上に置くと、アプリの演奏ができます。文字入力の信号をMIDI信号に変換するソフトがバックグラウンドで動いています。

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組み立ても非常に簡単。

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この一枚のダンボールを組み立てると。

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こんな感じに。その名も「kami-oto」。

工作をする感覚で楽器演奏に参加でき、新興国の音楽教育支援等も視野に入れているとのことです。

今後もユードー社のイノベーションから目が離せません。

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