Ableton Live 9.2発表!さらなる進化を遂げたDAW。

DJ DTM 特集
Version 9.1で、待望のデュアルスクリーンに対応し、毎回多くの機能が追加されてゆくAbleton Live 9の最新バージョン Version9.2 が正式に公開されました。

今回は簡単にAbleton Liveのおさらいと、9.2の新機能と一緒に、特にダンスミュージック制作における利点をについてご紹介します!

-Ableton Liveとは?
Ableton Liveは、音楽制作とパフォーマンスに最適なソフトウェア。 作曲、レコーディング、リミックス、ライブ演奏に幅広くご利用いただけるDAWツール。また、直感的な操作や、リアルタイムな編集が可能でることも特徴で、ソフト自体の安定性があり、ステージ上でも、安心して使用できます。単なる「音楽制作」だけでなく、「音楽を楽しみたい」方にぴったりのソフトウェアです。


-Ableton Liveの特徴

1. ループの扱いが優秀


warp
ダンスミュージックにはクールなループが不可欠ですが、Ableton Liveは既存のループ素材の扱いや、編集作業を非常に直感的に行うことが出来ます。

Ableton Liveは、Live内に取り込んだサンプルのテンポを自動的に解析し、左上にある「マスターテンポ」に合わせる「ワープ」機能を装備しています。この「ワープ」機能は、サンプルによって適した解析モードを持ち、リズムから2ミックスファイルまで解析を可能にします。9.2では、この「ワープ」機能がさらに強化され、より精度の高いテンポ解析が可能になりました!この機能により、いちいち異なるテンポのサンプルを修正する作業が必要なくなり、すぐに素材を並べて楽曲制作を始めることが出来ます。
波形編集機能も強力です。コピー、ペーストはもちろんのこと、取り込んだサンプルの再生範囲を指定し、長いループの一部分だけを使用することや、サンプルごとにピッチやボリュームの変更など、様々なエディットを行うことが出来ます。

2. 強力なエフェクター

Max_for_Live
Ableton Liveに搭載されたエフェクターは、すべてLiveのマスターテンポに同期します。つまり、ディレイなどのテンポに合わせる必要があるエフェクトを適当にかけてもばっちり決まります。その他にも、Live独特のエフェクター、Beat RepeatやAuto Filter、Ping Pong Delayなど、リズムループに割り当てると面白い効果が得られるエフェクターもありますので、1つの素材から様々なバリエーションを生み出すことや、思いもよらないサウンドを得ることもできます。
さらにLive 9 Suiteには、自分でエフェクトやシンセを作成できるMax for Liveが標準で含まれ、プリセットも合わせ、ありとあらゆるサウンドシェイプが可能です。
また、9.2ではMax for Liveデバイスやサードパーティ製プラグインのレイテンシーがさらに低下。また、オートメーションがレイテンシー補正に対応しました。

3. Drum Rack

DrumRack
Drum Rackは、Ableton Liveの中でも最も人気のある機能の一つです。最大128個のサンプルをまとめるパッド型サンプラーで、それぞれのサンプルごとに波形編集やエフェクトを割り当てることが出来ます。オリジナルのドラムキットを作ることもできますし、必ずしもドラムの音を入れる必要もないので、SEや効果音などをパッドに割り当て、様々な音色が含まれたループを1トラックで作成することも可能です。また、すべてのパッドにはMIDI Noteが割り当てられていますので、MIDIコントローラーを使用して演奏することもできます。
また、Ableton純正コントローラーPushを使えば、ステップシーケンサーとしてクラシックな打ち込みも出来るようになります。

4. リアルタイムコントロール


リアルタイムコントロール
Ableton LiveはMIDIコントローラーとの相性が素晴らしく良いDAWでもあります。Ableton Live専用のマッピングがある製品もたくさんありますし、汎用のMIDIコントローラーをとても簡単に好きなパラメーターに割り当てることができます。シンプルな使い方では、シンセサイザーのフィルターに割り当て「ギュイイーン」とやったり、Novation Launchpad Sと組み合わせ、リアルタイムにAbleton Liveを演奏することもできます。



5. 純正コントローラーAbleton Push

Push
Ableton Pushは、まるでLiveを楽器のようにしてくれます。リズムやコードのステップシーケンス、インストゥルメントやエフェクトのアサインからエディット、スケールを指定して64個のパッドで演奏など、コンピュータの画面を見ることなく、音楽制作に没頭することができます。
さらに、Ableton Live 9.2からは、64個すべてのパッドを使用してDrum Rackを演奏できるようになりました!(今までは16個のパッドのみ)また、タッチストリップをモジュレーションホイールコントロールおよびピッチ・ベンドに使用できるようになりました。

6. さらに良くなった音質!
音質
9.2では、さらに音質が向上。楽曲完成後、2ミックスに書き出し中のサンプルレート変換が高品位なSoX Resampler Libraryを使用して実行されるようになり、低サンプルレートへの書き出し時のクオリティが向上しています。また、マルチコア/マルチプロセッサーをサポートし、書き出し中にコンピュータのプロセッサーすべてを活用するようになったため、書き出しスピードが大きく向上しました。

-その他のおすすめポイント

・入門者にも分かりやすいレッスンとインフォビュー
インフォビューレッスン
Ableton Liveには、初めてLiveを触る人や、あまり専門用語に詳しくない方のためにレッスンとインフォビューというものが搭載されています。
レッスンは、Live 9の新機能から、録音の方法、ビートの作成方法など、専用のセッションファイルとともに、順を追って説明してくれます。
インフォビューは、マウスカーソルを置いたところの説明を画面右下で簡単な解説が表示される機能です。マニュアルを読むのが苦手!という方にもおすすめできるLiveのイイところです。

・Live 9 Suiteならソフトシンセも盛りだくさん!
ソフトシンセ
上位バージョンのLive 9 Suiteなら、ソフトシンセやオーケストラ音源など、大量の音源が同梱されています。さらにMax for Liveも標準装備。
イチから作曲したい方はSuite、サンプルのエディットやパフォーマンスが中心の方はStandardをおすすめします。

・ギタリストにおすすめ!Audio to MIDI機能
Audio_to_MIDI
Live 9の新機能の一つに、「Audio to MIDI機能」というものがあります。
読んで字のごとくなのですが、なんとオーディオを解析してMIDIデータにしてしまいます!
ギターは弾けるけど鍵盤はなぁ…という方はぜひ!この機能を使って打ち込みをしてみてください。
ギターで弾いたフレーズをMIDIに変換し、ピアノやシンセなど他の楽器の音を割り当てることができます。もちろんコードも大丈夫です!



【Ableton Live 9.2 主な変更点】
・オーディオエフェクトに「Tuner」を追加
・環境設定に「タップテンポで再生を開始」を追加
・テンポが一定のオーディオファイルのテンポ解析機能の向上
・1拍目のワープ解析機能の向上(最初のワープマーカー(1.1.1)は、大きなトランジェントがない/
オーディオファイルでもオーディオファイルの頭に設定されます)
・Complex / Complex Pro ワープモードの音質向上
・オーディオクリップの選択した範囲のコンテキストメニューに、サンプルの選択部分を指定の小節の長さにワープさせる「Warp Selection as x-Bar Loop」を追加
・サードパーティ製プラグインを含むレイテンシーの低下
・デバイスのタイトルバーにマウスオーバーするとレイテンシーを表示する機能を追加
・オートメーションとモジュレーションの自動レイテンシー補正
・クリップ内のループ範囲を指定するループブレース機能の改善
・Serato bridgeに対応
・Novation Launchpad MK2、Launchpad Proをサポート
・Roland A-PROシリーズをサポート
・Operatorなどのデバイスがアフタータッチとモジュレーションデータに対応
・808 / 909キットの音質の向上
・Core LibraryにImpulse 606 / 808プリセットを追加
・環境設定「録音でトランスポートを開始」を「録音で再生を開始」に変更
・レッスンとインフォの更新
・Windows XP / Vista、Mac OS 10.5 / 10.6をサポート対象外に

ますます目が離せないAbleon Live。

Version9.2 のダウンロードは、メーカーサイトにて行えます。

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