YAMAHA、MOTIF XFを超えるフラッグシップシンセ MONTAGE を発表!
米国現地時間1月21日より開催されている NAMM SHOW 2016 にて、ティザー動画やリーク画像で話題になっていた、YAMAHA「MONTAGE」がついに発表されました!
「MONTAGE」は、MOTIF XFを超える真のフラッグシップシンセ。
1970年代あたりからヤマハがFM音源を開発したことはシンセ史上、偉大かつ革命的なできごとで、1983年発売の「DX7」は、世界の音楽シーンを一変させました。「MONTAGE」には、そんな「DX7」を超えるFM音源「FM-X」を搭載。8オペ、128音ポリ仕様。88のアルゴリズムを持っています。
EDMに代表されるような現代のシンセサウンドはもちろん、元来のFM音源も奏でられるなど、サウンドデザインに相当な可能性を持っています。
さらに、過去のMOTIFシリーズと互換性のある「AWM2(Advanced Wave Memory2)」音源を搭載。こちらは、MOTIF XFの約10倍のウェーブメモリー(約7.5GB=プリセット5.67GB、ユーザー1.75GB)を使用していて、さらに音がリッチになっています。ピアノの音色は、YAMAHAアコーステックピアノ最高峰の「CFX」の音色も収録。
こちらのノブは、「Super Knob」といい、8パート分このノブ1つでコントロールすることが可能。ダイナミックな音色変化を得ることができます。音色そのものはもちろん、定位や音色のキャラクターを決めるパラメーターなどを同時に扱うことができます。フットコントローラー「FC7」を使えば、足元でもコントロール可能。
先ほどの「Super Knob」に加え、パラメーターの変化も含めたシーケンスを組める「Motion SEQ」、オーディオをシンセのように扱える「Envelope Follower」を同時にコントロールすることで、通常のハードシンセではできない、なめらかな音色変化を作ることができます。
▼会場でデモンストレーションを録ってみました。
音圧と音色の変化、お分りいただけるでしょうか…。
「FM-X」と「AWM2」。強力な音源をただ2つ積んでいるのではなく、これらを1つのエンジンで管理し、「Super Knob」をはじめとした直感的なインターフェースでコントロールすることによって、このような楽器として自然な音のつながり・変化を得られるというのが「MONTAGE」を語る上で重要なポイントのようです。
会場で試奏する際、何も考えず指が画面を押していましたが、「MONTAGE」では、タッチパネルになっています。階層の深いパラメーターを直接変えるにも良さそうです。
メーカーサイドとしては、MOTIF XFが音楽制作を意識した作りだった一方、今回の「MONTAGE」は、上記のような機能に加え、LEDつきのロータリエンコーダーを搭載していたり、ライブでの音色管理に便利な「LIVE SET」機能も搭載するなど、演奏するためのシンセとしての「究極」をいくモデルとなっています!
価格、発売日が決定しました!
【YAMAHA/MONTAGE】
■発売日:2016年5月2日(月)
■価格 :
MONTAGE6:¥320,000+税
MONTAGE7:¥350,000+税
MONTAGE8:¥390,000+税
▼NAMM SHOWの合間に行われた氏家克典さんによる企業向け解説の様子を特別公開中!