MADE IN JAPANの隠れた名器、KORG PE-1000
お世話になっております。渋谷店 冨山でございます。
本日は国産MADE IN JAPANの隠れた名器、KORG PE-1000 をご紹介させていただきます。
【中古】KORG PE-1000 コルグ【S/N 770503】【渋谷店】
ご注文、お問い合わせはこちらからどうぞ
1976年発売開始の ポリフォニック・アンサンブル・オーケストラ、PE-1000です。76年製と言うことは、40年前のモデルと言うことですね。私と同じ40歳になります。
60鍵搭載。7プリセットにプラスしてアナログシンセのようにエディット可能。MINIKORGタイプのフィルター(トラベラー?)を搭載しております。
こちら、特筆すべきはなんと60音ポリ。
当時のアナログシンセと言えばモノフォニック、つまり1音のみしか発音が出来ないものが多いのですが、
このモデルはエディット可能なシンセ部が何と60音ポリ、全鍵盤にて発音可能となっております。
下記、メーカーサイトの記述です。
「クラビネット、ハープシコード、ピアノ、エレピなど7種類をプリセットし、さらにコントロール・ボタンを押し、各つまみを操作すると、シタール、ハープなどのサウンドを自由に合成できた。この楽器は実はパネルを開けてアコースティック・ピアノのように1音毎にチューニングできたので、各オシレーター間に微妙なピッチのズレを生じさせより豊かなサウンドを得る、という裏技もあった。
PE-1000は試作1号機にも搭載していたコルグ独自のトラベラー機能を搭載し、プリセット・プログラムをリアルタイムに加工することが可能。」
そう、更に特筆すべきことがもう一つ!
一音ごとにチューニングが可能なんです!!!
こちら本体の前面パネル、KORGロゴの部分が取り外しできるようになっております。
このパネルを外すと、中へアクセスできます。
中をのぞきますと、白い何かが見えてきました!
ずらっと並んでおります。つまみが60個!!!
こちらをドライバーでまわすことで、各鍵盤ごとのチューニングができるのです。
ピアノの調律と同じく、平均律やストレッチチューニングも可能なのです。
す、すごい!!
実は、KORG KRONOSなど、KORGの現行モデルでもこの機能は引き継がれており、エディットメニューから各鍵盤ごとのチューニングが可能になっております。
このPE-1000以降、ずっと引き継がれてきた拘りなのでしょう。
40年前のモデルながら自分の好みの調律が可能、驚きの機能を備えたこの拘りの逸品!!日本人の職人魂を感じすにはいられません!
このモデル、今なら渋谷店に展示中です。
ぜひ、実際の楽器を店頭にてお試しくださいませ。