ついに最終日!フランクフルトムジークメッセ2017 4日目の新製品情報です!
4日間に渡るヨーロッパ最大級の楽器見本市・フランクフルトムジークメッセ2017もいよいよ最終日!
今回はDTM向けの新製品や参考出品展示をご紹介します!
>>「Frankfurt Musikmesse 2017」2日目、3日目の記事はこちら
日本代表として気を吐くTEACのブースではTASCAMブランドの新型オーディオインターフェース「US-1×2」を参考展示。
フロントパネルにXLR入力用のch1、フォン入力用のch2ジャックとGAINノブ、LINE OUTとPHONESそれぞれのレベルノブを配置。
弾き語りプレイヤーの録音用途に適した入出力周りから察するに現在市場で出回っている機種としてはSteinberg/UR12あたりが直接のライバルになりそうですね。
操作子を充実させながらも横方向の幅を抑えたコンパクトなデザインにまとめているのは嬉しいポイント。
内部スペックや付属のソフトウェアなどは未知の部分が多いですが、小型でシンプルかつ簡単な操作性でエントリーユーザーからモバイル派まで人気のTASCAMの新商品、期待が持てますね!
AKGからは色付けの少ない自然な再生力で定評のあるスタジオシリーズのヘッドホン新製品3モデルが発表。
密閉型となるK175では40mmトランスデューサーを搭載し、小型ながらも迫力のあるサウンドを実現。
オープンタイプのK245には50mmトランスデューサーを採用、より正確で綿密な低域の解像度を追求しています。
K275はK245の密閉型バージョンといった感じで、レコーディングやミキシングなどの現場向けデザインになっています。
各モデルとも現行Kシリーズの美点であるセルフアジャスト機構は引き続き組み込まれているので、長時間の使用でも疲れにくいフィット感はそのままに、一段と快適なモニタリング&リスニングが楽しめそうです!
英国の老舗・SoundcraftはコンパクトUSBミキサー・Notepadシリーズを出展。
各チャンネルのフェーダー類を取っ払い、入出力ジャックも実用前提に最適なものだけを搭載した潔いデザインで小型化を推進。
8FXと12FXにはLexiconのエフェクターを搭載しており、ルームユースに留まらない可能性を秘めたモデルになりそうです。
カナダのRadial Engineeringからは一風変わったペダルタイプのミキサーコントローラー・Key Largoが登場。
頑強なメタルボディにアナログ入力3chとUSB入力1chの計4chのミキサー機能を内蔵し、エフェクトループやDIアウトプット端子も装備したアナログキーボードとPC接続機器との統合性を高めてくれる便利ツール。
多種多様な機材を並べて能動的にコントロールしたいライブ派キーボーディストには最高の相棒となることでしょう!
最後にNonlinear Labsから5月にリリース予定のブティックシンセ・C15をご紹介。
Native Instrumentsの創業者であるStephan Schmitt氏が立ち上げた「C15プロジェクト」として2012年から開発を続けていた12ボイスのデジタルシンセサイザーです。
ファタール製セミウェイテッド61鍵鍵盤、80cmのリボンコントローラーを搭載し、WiFiを介したパッチエディットも可能。
2日目の記事でご紹介したWaldorf/Quantumとは真逆のウッドマテリアルによる意匠をまといながら、パッチ間のサウンドモーフィングや無制限のアンドゥ機能など現代のデジタルコントロール技術の粋を集めたハイエンドなデジタルシンセといった趣です。
お値段は4,000€とさすがの価格設定ですが、ユニークなRent-to-Buyという購入サービスも展開される模様ですので、ここ日本でも鳴らせる日が楽しみな一台ですね。
以上、フランクフルト・ムジークメッセ2017最終日4日目の気になる展示品をご紹介いたしました!