D-50誕生30周年!|Roland Boutique、最新作「D-05」を発表!
Roland Boutiqueシリーズの最新作「D-05」が発表されました。
「D-05」は、1987年に発売されたRoland初のフルデジタル・シンセサイザーD-50を完全再現。1987年、デジタル・シンセサイザーの黎明期に、PCM音源と減算方式シンセサイザーを組み合わせた「LA音源」を搭載し、そのわかりやすいシンセシスと、きらびやかなサウンドは、瞬く間に世間にあふれました。デジタル・シンセサイザーが進化しても、そのサウンドは歴代のローランド・フラッグシップ・シンセサイザーのプリセット・パッチとして名を残しています。D-50の誕生から30年を迎える2017年、D-50を完全に再現した最新モデル、「D-05」が誕生します。
▲別売「K-25M」と組み合わせた様子
【主な特徴】
●ローランド初のフルデジタル・シンセサイザーD-50のLA音源を、Roland Boutiqueサイズで完全に再現。
●同時発音数は、拡張音源としても十分対応可能なD-50と同じ16音。
●D-05単体でのパフォーマンスを可能にする最大64ステップのステップ・シーケンサーとアルペジエーターを搭載。
●スピーカー内蔵、電池駆動も可能なポータブル・サイズ。
D-50の登場から30年を経た今でも、そのサウンドはミュージシャンやプロデューサーたちをその気にさせるなにかを持っています。80年代はポップ・ミュージックにとって激動の時代でした。プロデューサーやミュージシャンたちは、常に新しい何かを探し、試していました。いくつもの新しいジャンルが登場し、そして消えていきました。1987年以降、Roland D-50はそうした、いくつものジャンルに大きな影響を与えました。
LA(Linear Arithmetic)音源は、「音素片」と呼ばれる、アタック部を受け持つ短いPCMサウンドと、減算合成方式によるサステイン部を組み合わせた、ユニークなシンセサイザー・エンジン。
当時は非常に高価なデジタル・サンプラーのリアリティと、減算合成方式による音作りの自由度の高さを併せ持ち、さらに内蔵のエフェクトを音作りに積極的に活用できる構成です。
合理的なこの音源方式は現代のプロデューサーやミュージシャンたちに、新しいパーカッシブなサウンド、スムーズなアンビエント・パッド、スタッカートが効いたシーケンスを提供してくれるでしょう。
そして、このRolandの名機を再現する Boutiqueシリーズ、ついにデジタルシンセの領域に踏み込みました。
「あの名機」のリリースもそう遠くないかもしません!
【Roland/D-05】
■発売日:9月29日(金)
■価格 :46,000円+税