40年ぶりに復活!|MOOG、アナログヴォコーダー「16 CHANNEL VOCODER」を発表!

MOOGからアナログヴォコーダー「16 CHANNEL VOCODER」が発表されました。

Moog 16 CHANNEL VOCODER には、インプットが2つ(PROGRAMとCARRIER)と、アウトプットが1つあり、PROGRAM(マイク等)に入力した信号の特性を常時解析し、その結果をCARRIER(キーボード等)の信号の特性に合成、そのオーディオ信号をアウトプットから出力します。

PROGRAMに入力したオーディオ信号は、アナライザー・セクションで50 Hzから5,080 Hzまでの16個の周波数帯域に分解され、シンセサイザー・セクションの同じバンドに内部的あるいは外部的に接続されます。シンセサイザー・セクションには、VCAと16バンドのフィルターがあり、CARRIERに入力したオーディオ信号を16バンドに分解します。この2つの分解された信号を合成することで、ヴォコーダー・サウンドを生成します。

・DIRECTモード:(5,080 Hz以上の高周波数成分を出力。これにより、通常のヴォコーダーの周波数レンジ以上の帯域(主に子音のノイズ成分)を追加でき、より明瞭度の高いヴォコーダー・サウンドになります。
・SAMPLE&HOLD:マイク入力時、 このスイッチを押すと、アウトポジションに戻すまでその音の音色特性が保持されます。この機能は、息継ぎのために一時停止することなく、持続性のあるボーカル・フレーズを作成する際に特に有効。またリモート・フットスイッチでコントロールすることができます
・EXTERNAL PATCH:付属のパッチコードを使って、このパワフルなボコーダーを他のアナログ・ギアと相互接続したり、プログラムの任意の周波数レンジを選択して、キャリアの任意の周波数レンジにその特性を課すことができる珍しい「クロス・パッチ」を作成することができます。
・BALANCEノブ:HISS(シビランス)、BUZZ(プロッシブ)をコントロールし周波数成分を調整。
・FOOT SWITCH:サンプル/ホールド、外部パッチ、エフェクト・ステータス・パラメーターに対し有効
・サイドパネルは前後逆に取り付ける事で19インチ・ラックにマウント可能

【仕様】
モデル:アナログ・ヴォコーダー
チャンネル数:16
機能:ヴォコーダー(サンプル/ホールド、外部パッチ、Hiss&Buzz)
アナログ・インプット:プログラム・オーディオ x1、キャリア・オーディオ x1、 フィルター・バンクCV x16、フットスイッチ x3(サンプル/ホールド、パッチ・セレクト、バイパス)
アナログ・アウトプット:メイン・アウトプット x1、フィルター・バンクCV x16
プログラム・インプット: LINE / 0dBm(0.7V)、 MIC / -40dBm(0.007V)、入力インピーダンス: LINE / 20kΩ、 MIC / 30kΩ
キャリア・インプット:0dBm(0.7V)、入力インピーダンス / 100kΩ
アウトプット: レベル / +10dBm(2.2V)、出力インピーダンス / <1Ω、実効S/N比:60dB 周波数特性:50 - 15,000Hz(全体)、50 - 5,080Hz(ヴォコーダー)、5,080 - 15,000Hz(ゲート/バイパス) 電源:外部パワー・サプライ(入力:120/240VAC、出力:12VDC @ 3A)、消費電力:16W @ 12VDC 外形寸法:440 (W) x 389 (D) x 178 (H) mm、質量:7.9kg
【moog/16 CHANNEL VOCODER】
■発売日:2020年12月23日(水)
■価格 :800,000円+税

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