音源エンジンが倍に！｜ステージピアノ「Nord Piano 5」国内発売へ！

公開済み 2022年1月29日 · 更新済み 2022年1月27日

「Nord Piano 5」が、国内発表されました。

▲NORD PAINO 5 73

▲NORD PAINO 5 88

スウェーデンのClavia社が創業以来⼀貫して追求してきた「ステージで使うための楽器」として、プレイヤーがストレスなく演奏に集中できるよう、わかりやすい操作体系で、定評のあるピアノ⾳⾊・サンプル⾳⾊を収録したステージピアノの最新モデルです。

ピアノ・セクション、サンプル・セクション共に2系統の音源エンジンを搭載し、最⼤4レイヤー・スプリット可能となりました。

発売を前にして、実機の内覧ができましたので、現役で演奏活動を行っているスタッフ「Ｆ」の試奏インプレッションを中心にレポートしたいと思います。

トリプル・センサーの精度を再確認

スタッフＦ：「鍵盤のセンサー（トリプルセンサー）は、鍵盤の自重と合わさり、指先の繊細なタッチと表現が可能です。特にpp(ピアニッシモ)やppp(ピアノピアニッシモ)など、シビアで繊細な演奏も表現力を感じます。」

「トリプル・センサー」は、前モデルのNord Piano 4 でも搭載されていましたが、弾き⼼地が実際のピアノに近づくよう調整されています。また、それぞれの鍵盤ユニットは全鍵にわたり等しいレスポンスとなるよう、Nord ファクトリーで細かく調整されています。

どんなベロシティの演奏であっても、鍵盤演奏がもたらすハンマーの複雑な物理動作を感知し、驚くほど正確にダイナミックなレスポンスを示すバーチャル・ハンマー・アクション・テクノロジーが搭載されていることもあり、優れた演奏性となっています。

[TOUCH]の切り替えで心地良い演奏感を実現

スタッフＦ：「グランドピアノ音色では[TOUCH]をHEAVYにすることでより重みを感じる事ができ、個人的により好きな弾き心地が得られました。エレピでは[MIDIUM]や[LIGHT]にする事で軽快なタッチ感となり、鍵盤の重さがストレスにならず、気持ちのいい演奏ができる印象です。」

Nord Piano 5では、3種のダイナミック・カーブが⽤意されています。プレイスタイルに合わせ、ヘビーからライトまで選べます。

トリプルペダルも優秀

スタッフＦ：「ピアノ音色のダンパーノイズは、トリプルペダルの踏む速さ(強さ)によって大きさが変わるので、よりアコースティックピアノらしい演奏ができるのも評価できます。」

付属のNord Triple Pedalには、Nord独自のダイナミック・サスティン・ペダルに加えて、ソフト・ペダルとソステヌート・ペダルが含まれています。Nord Triple Pedalは、ダンパー機構を持ち上げたり解放したりするときの機械的な音をダイナミックにシミュレートするペダル・ノイズ機能も搭載しています。

Nord Piano Monitor とベストマッチ

スタッフＦ：「Nord Piano Monitorを組み合わせて使用すると、スピーカーからではなく、まるで楽器から音が鳴っているような響きです。音と空間が一体化しているようなイメージです。Nord製品以外で使用すると、一般的なスピーカーの響きになるので、Nordサウンドに合う様、精密にチューニングされていることが改めて分かりました。スピーカーから本体へ伝わる鳴りの共振さえ、演奏感に一役買っているのでは？と錯覚してしまうくらい楽器としての一体感があると思います。」

Nord Piano Monitorは、Nord Keyboardに収録されているNord Piano Library（アコースティックピアノ、エレクトリックピアノなどの音色ライブラリー）に合わせて、Nord本体の開発スタッフ自身がチューニングを施したモニタースピーカーです。音像、音圧、音量感についてClavia社が考える理想的な鳴りを追求しています。

ストレスのない楽器