Expressive E 新製品「Osmose」を試奏してきました。
海外ではすでに発売されていますが、Expressive E 新製品「Osmose」のデモ機が国内輸入代理店のフックアップに到着したとのことで、試奏させていただきました。
「Osmose(オズモゥス)」とは、「浸透」という意味だそうですが、非常にユニークなシンセサイザーで、長年の開発期間を経ていよいよ国内でも発売の運びとなります。
▲フランスのメーカーならではの美しさと強烈なインパクトを放つルックス
音源は、「FM」「バーチャルアナログ」「フィジカルモデリング」を搭載し500ほどの音色がプリセット。
特許を取得した A.K.A. (Augmented Keyboard Action) と呼ばれる高解像度センサーがキーベッドに組み込まれています。
いわゆるアフタータッチですが、通常の鍵盤より深く押し込むことができ、さらには左右に揺らすこともでき、音色によって様々な表現が鍵盤演奏によって可能になっています。
音作りについては、スタンドアロンのポリフォニックモジュラーシンセサイザーですので、本体だけでもマクロなエディットを楽しめますが、より詳細な編集は Mac / PC で行えるようにもなっていて、任意のパラーメーターをアサインすれば、より独特な音色や表現を生み出すことが可能と思われます。
スタッフ「F」による試奏🎹
いわゆるアフタータッチですが、通常の鍵盤より深く押し込むことができ、さらには左右に揺らすこともでき、様々な表現が可能です。 pic.twitter.com/WEW5AjdJDz
— イシバシ楽器 DTMers (@1484_digital) January 25, 2023
こちらはSaw Brassのようなシンセ音色ですが、弱く弾いた際、アタックが弱くなる様子が確認できると思います。 pic.twitter.com/zXRVajWZao
— イシバシ楽器 DTMers (@1484_digital) January 25, 2023
シンセサイザーの演奏では、鍵盤での強弱表現の他に、ベンダーやツマミを駆使して表現の幅を持たせることがありますが、「Osmose」では、そういった操作子は極力取り去り、鍵盤の演奏のみで多彩な表現を可能にした印象です。
実際に弾いてみるとわかりますが、これまでにない演奏体験でした。
発売は現在のところ2023年6月頃の予定ですが、遅れる可能性もございます。販売予定価格は、税込29万円前後予定とのことですが、為替の変動が激しい昨今ですので、大きく変更となる可能性もございます。
●メーカーサイト:https://hookup.co.jp/products/expressive-e/osmose
お問い合わせや仮予約は、ハイエンド・シンセサイザー取扱製品店舗(渋谷店/御茶ノ水本店/梅田店/オンラインショップ)までお願いいたします。