ボイス数とサンプル容量を拡張|KORG「wavestate mkII」を発表!

KORGから「wavestate mkII」が発表されました。

伝説のシンセサイザーを再構築。ボイス数を拡張し可能性を拡張。
オリジナルwavestate、wavestate SE、wavestate nativeソフトウェアのサウンドとサンプル、優れた多数のサードパーティ・ライブラリにも完全対応し、アップデートされたサウンドとソフトウェアが常に新鮮さを保ちます(これらはオリジナルのwavestateでも利用可能です)。
37個のフルサイズ鍵盤を備えたコンパクトな筐体は、簡単に持ち運びができ、あらゆるステージ、スタジオ、デスクトップのセットアップにすっきりと収まります。

ウェーブ・シーケンシング2.0
WAVESTATIONでは、ウェーブ・シーケンスの各ステップにデュレーション(長さ)、サンプル、ピッチを割り当てることができました。これによりキャッチーなパターンが作れましたが、パターンは延々と繰り返すだけの再生方法でした。単に繰り返すだけではなく、再生方法をもっとオーガニックに、予想外の方法で変化させられるとしたら…?
ウェーブ・シーケンシング2.0では、タイミングとサンプル、そしてメロディ(ピッチ)を別々のトラックに分離しましたので、それぞれを個別にコントロールできます。また、シェイプやゲート・タイム、ステップ・シーケンサー・バリューといった新たな要素も追加しました。このそれぞれを「レーン」と呼び、各レーンは別々のステップ数をはじめ、スタートやエンド・ポイント、ループ・ポイントを設定できます。
ノート・オンでシーケンスがスタートし、各レーンからの情報でサウンドが構成されます。サンプルは別々のデュレーション、ピッチ、シェイプ、ゲート・タイム、ステップ・シーケンサー・バリューで発音する場合もあります。また、各レーンのスタートやエンド、ループ・ポイントをベロシティやLFO、エンベロープ、Modノブなどのコントローラーで個別にモジュレーションさせることもできます。これにより、コードの各音が別々に変化していくサウンドも作り出せます。
また、リアルタイム・コントロールで各レーンのステップの順序をランダム化させることも可能です。さらに、0〜100%のプロバビリティをモジュレーションすることにより、ステップをランダムにスキップさせることもできます。こうして得られるサウンドは、リアルタイム・コントロールで刻々と変化するオーガニックなものになります。また、4系統のアルペジエイターでウェーブ・シーケンスを変化させることもできます。

膨大なサンプル、ステレオ96ボイス
合計数ギガバイトにも及ぶwavestateのサンプル・ライブラリーは、オリジナルのWAVESTATIONの数千倍もの大容量です。つまり、ウェーブ・シーケンスの材料となるサンプルが膨大にあるということです。サンプル・バンクには、Plugin Guruの手による高品質なサンプルや、コルグの新規サンプルに加え、NAUTILUS、KRONOSやKROMEから厳選されたライブラリーもあります。もちろん、WAVESTATIONに内蔵されていたサンプルと、オプションのPCMカードに収録されていたサンプルもすべて内蔵しました。これらの膨大なサンプルは、コルグ独自のアンチエイリアシング・サンプル・プレイバック・テクノロジーによるクリアなサウンドで最大ステレオ96ボイスまで使用できます。

【主な仕様】
◼ 鍵盤:37鍵(ベロシティおよびリリース・ベロシティ対応)
◼ 音源システム:Wave Sequencing 2.0
◼ 最大同時発音数:96 ステレオ・ボイス
◼ サウンド:261パフォーマンス、799 プログラム、1,042 ウェーブ・シーケンス
◼ 電源:ACアダプター(DC12V、2500mA)
◼ 外形寸法:565 (W) x 338 (D) x 92 (H) mm
◼ 質量:2.9 kg
◼ 付属品:ACアダプター KA-390VI

【KORG / wavestate mkII】
■発売日:2023年6月24日(土)
■税込価格:69,960円

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*2023年6月22日(木)15時より予約受付開始予定

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