JD-Xaについていろいろ聞いてみた。

NAMM SHOWで参考出品されていた、JD-Xa

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本日、東京で行われたローランドの新製品発表会でも、やはり「参考出品」…。

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JD-Xa に関しては、JD-Xiの上位モデルとは言われつつも、未だ仕様に関しては明らかでない部分もあります。

そこで、関係者に少しお話しを聞いてみました!

 

まず、ブロック図はこんな感じ。(手書きですみませんmm)

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すでに言われている通り、構成は、「アナログ4パート + デジタル4パート」

ただでさえ、アナログの太いサウンドなのに、パートを重ねることでさらに重厚なサウンドとなるわけです。

 

JD-Xi同様、「クロスオーバーシンセサイザー」。
アナログシンセサイザーとデジタルシンセサイザー、両方の回路を搭載し、音色の組み合わせができます。

エフェクトを通さないドライアウトにも対応し、外部エフェクターを別途使用するケースなど

純粋なアナログシンセとして使用したいシチュエーションにも対応できるとのこと!

 

デジタルシンセサイザーのパートでは、
JUPITER-80INTEGRA-7と同等のSuperNATURALシンセ・サウンドを搭載。
Roland シンセ音色ライブラリーサイト「Axial」から、
追加音色のダウンロードにも対応しています。

 

 

FILTER はLOW PASS仕様で、ざっくりどんなものかと言うと…

 

LPF 1 : ローランドらしいベーシックなもの
LPF 2 : トランジスター・ラダー型、moogタイプのフィルター
LPF 3 :今までにない独特のレゾナンスが得られる

 

という感じ!

トランジスターラダー型は、アナログシンセで多用するでろうシンセベースの音色に向いているとされます。

ローランドのシンセでありながら、
moogっぽいキャラクターのフィルターを搭載した点も、音色加工の幅が広がったと言えますね!

 

また、シンセベースでは、「アタックの速さ」 が 「音の太さ」 を出すために重要といいますが、
JD-Xaは、エンベロープの速さにも優れており、音の太さをしっかりと発揮し、秀逸な音色になっているとのこと!

3つ目のフィルターも、今までにない感じの音色変化のレゾナンスが得られるもので早く音を聞いてみたい次第です!

 

フィルターの仕様は、すでに発表の「JD-Xi」と同様ですが、

「JD-Xa」では、使っているパーツがよりハイグレードで出音の違いがあるとのことです。

 

また、「クロスオーバーシンセサイザー」名の通り、アナログとデジタルの組み合わせが面白みの一つでもあり、

デジタルシンセの音色にアナログのフィルターをかけるということも可能で、より深い音作りが可能。

 

アナログシンセサイザーの良さのひとつに、
「音が太く、音色の変化がなめらかであること」 が挙げられますが、

JD-Xaは、部品や設計の良さをもってから、このあたり徹底的に追及した仕様(サウンド)となっていると想像できます!

さらに、デジタルとアナログの自由度の高い掛け合わせを実現したモデルと言えそうです!

 

開発の経緯を聞くと、、、

「以前からアナログシンセの要望が多かった。JUPITER-8の復刻を望む声も多いが、それよりは新しい提案ができるシンセを設計したかった。

音の太さや、滑らかさももちろん、所有欲を満たせるよう、外観にもごだわった」 とのこと!

 

JD-Xaの発売は、6月以降 を予定しています。

発売が待ち遠しいですね!

気になる価格は…未定ですが、非常に作りやサウンドがしっかりしている上位モデルなので、いわゆるシンセサイザーの大台価格に乗るものと思われます!

 

ちなみに…

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JD-Xa、CUT OFFツマミだけ赤色。

「一番よく使うところなので、目立たせてみた」 とのこと!いいですね☆

 

≪未発売商品のため、仕様変更などで記事内容から変更になる場合があります。≫

 

 

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