「MatrixBrute」「KEYSTEP」を発表!|NAMM2016・ブースレポート – arturia –
こちらは、フランスのシンセメーカー「arturia」のブース。
アートリアブースでは、こんな人だかりも納得できるほどの強力な2つの新製品「MatrixBrute」「KEYSTEP」が発表されました。
「MatrixBrute」は、アナログ・モノフォニック・シンセ。「Sawtooth」「Pulse」「Triangle」3つのオシレーターを搭載。うち2つはサブオシレーターもあり、1つは、オーディオ信号とLFOを同時に扱えます。Delay/ Chorus/ Flangerのアナログのエフェクトも搭載。
そして「MatrixBrute」の特徴はその名の通りの大きなマトリックス。ここでモジュラーの16×16のルーティングが組めます。出力先の4つはユーザー領域でディスプレイで確認可能。また、このマトリックスはマトリクス64ステップのシーケンサーにもなります。
本体のLCDは小さなもので、音作りに必要なノブやボタンは、パネルに配置。直感的で即興的な音作りを楽しむというシンセサイザーの醍醐味が味わえる新モデルです。
ポリフォニックシーケンサーを搭載したMIDIキーボード。鍵盤はアートリア独自のミニ鍵盤。
▲MIDI in/out、Sync i/o、CV/GATE outputs端子を搭載しており、アナログ機器、デジタル機器の両方を制御可能なコントローラーです。
そして、こちらはオーディオインターフェースの「AudioFuse」。
実は前回のNAMM SHOWから発表されていたものの、いまだ開発途中で、機能のアップデートを繰り返し、まだ発売には至っていません。昨年、日本でお会いしたセールスマネージャーのANTOINEに「その後、どうなの?」と聞くと、「製品に妥協したくないんだ。プロが使うものだし、一切のリスクを排除したいからね。」と言っていました。「上手くいけば、春先にはリリースできるかも」とも言っていました。
どれも発売が楽しみな製品たちです。