Softubeの画期的新製品「Console 1」の発表会に行ってきました!
Universal AudioやNative Instrumentsなどとのコラボレーションでアナログ機器のデジタルモデリングプラグインを多数手掛けるソフトウェアデザインメーカー・Softubeの日本代理店MI7のオフィスで行われた新製品「Console 1」の発表会にお邪魔してきました!
今回の発表会にはSoftubeの本社があるスウェーデンから二人の中核スタッフが来場し、Softubeのデザイン哲学などを丁寧に熱く語ってくれました。
世界的に有名なアーティストの作品にも必ずと言っていいほど使われているソフトウェアのデザインを手掛けるメーカーにも関わらず、非常に柔らかい物腰と素朴な雰囲気を漂わせたフレンドリーなお二方でした。
このConsole 1、パッと見だけではよくあるDAWコントローラーと看過してしまいそうですが。
Console 1はDAWと連携する独立したハードウェア/ソフトウェアミキサーというコンセプトを持っており、DAW上のトラックにConsole1プラグインを立ち上げ、SoftubeのモデリングによるSolid State Logic SL 4000 EやSolid State Logic XL 9000など挿し込む形で使用します。
Console 1本体にDSPは内蔵されておらず、実機のデジタルミキサーのように扱うとすると、トラックすべてにConsole 1プラグインを立ち上げる形になりますが、Console 1プラグインの待機状態ではCPUパワーの消費は非常に少なく、実際にEQやコンプレッサーを作動させてもCPUの負荷は比較的軽くなるように仕上がっているようです。
また、Console 1プラグイン単体でも画面上のGUIを使用して作業が行えるので、ノートPCを持って出先で作業をするような場合にもConsole 1の操作感覚はそのままに音作りが可能。
Console 1の場合、オンスクリーン・ディスプレイの表示を敢えてカットすることで自分の耳を頼りに音作りをツメていく昔ながらのミキシング環境を再現する事ができ、とかく目に見える数値の魔にハマってしまいがちなデジタル環境にアナログ的な要素を取り込むことができます。
Solid State Logic SL 4000 Eだけでは物足りないという方も、別売のSolid State Logic XL 9000 K-Series for Console 1を追加する事で使用可能なサウンドの種類が広がります。
他の著名なアナログコンソールのエミュレーションプラグインも準備中とのことで、単体でも高額なアウトボード機器のサウンドを、場所を取らずメンテナンス費用も掛からず、気温湿度や電源によるご機嫌伺いも要せず、アナログフィールはそのままに使用できるようになるという夢のような一台。
将来的には様々なDAWソフトウェアとの連携を予定しているようなので、一台で何役もこなせるコントローラーとしての進化も期待できそうです。
Console 1本体とSolid State Logic XL 9000 K-Series for Console 1のバンドルされた日本限定パックもご用意がございますので、ぜひともご検討下さいませ!