【特別企画】ボカロPにいろいろ聞いてみた!
■ ボカロPとしての駆け出しの頃の話を聞いてみた。みんなどうやってつながっていった…?
(文中は敬称略にて。)
イシバシスタッフ:「思っていたより、ボカロPさん同士での交流があるみたいなんですけど、
みんなどんな風につながっていったんですか?曲のジャンルとか?」
かごめP:「時期ですよね。」
キャプミラ:「始めた年代が近いと、仲が良いことが多いですよ。僕とかごめさんは共通の知り合いが多いんですよ。」
かごめP:「あー、確かに多いですね。」
ヤマハスタッフ:「知り合っていくっていうのは、そういうのって、ボーマスとか、ああいうイベントで声かけ合うの?」
(ボーマス:ボーカロイド マスター。ボーカロイド専門の同人即売会。)
キャプミラ:「そうですね。あとは、初めたてのころって、まわりに敏感なんで、どんな人が出てきたか調べたり、曲をチェックしたりして、積極的に交流するんですよ。」
ヤマハスタッフ:「積極的に交流っていうのは、具体的にどうやるの?」
かごめP:「ツイッターですよね」
キャプミラ:「今だとツイッター、当時は、ピアプロ(コンテンツ投稿サイト)。あと何があるかな、、」
かごめP:「あとあれじゃないですか、、、にゃっぽん!」
イシバシスタッフ:「にゃっぽん??」
ダルP:「ボカロP版のミクシィみたいなSNSが当時あったんですよ。」
イシバシスタッフ:「へぇー」
かごめP:「同時のボカロシーンをとても支えていたんですよ。個人運営でやっていて。でも、管理が追い付かなくて閉鎖しちゃったんですよ。」
キャプミラ:「あとは、ボーマスのあとのアフター(打ち上げ)ですよね。ボーカロイド界のメガ幹事みたいな人が歴代いて、3代目くらいまで知ってます。今、たぶん4代目か5代目かと思ます。100人単位のアフターを仕切ると認められるんですよw」
イシバシスタッフ:「ボーマス終了後にそんのやってんすか!アフターっていうんですね笑」
ヤマハスタッフ:「おれが知ってるアフターとはだいぶ違うぁ…w」
ダルP:「そっちのアフターじゃないですwwwwww」
ヤマハスタッフ:「あ、そんなことしてるんですか?笑」
ダルP:「なんで僕に振るんですか!!!w」
《一同爆笑》
ダルP:「でも当時は、本当に盛り上がるのが好きというか、アフターが好きな人も多かったですよねー」
かごめP:「そう、イベントを通じて仲良くなる、学校のクラスみたいに、時間とともにグループができていく、そんな感じでしたよね」
ダルP:「そうそう、そうやって集まったメンバーで、コンピレーションアルバムを出したりしてる人もいましたね」
イシバシスタッフ:「世代によって、交流の仕方というか、繋がり方も変わってきそうですね。」
ヤマハスタッフ:「ボーマス終了後に繋がりを作ったり、いまは、そういうのないの?」
かごめP:「ありますよ。ただ、人数が増えすぎちゃって。数えられないくらいのグループになっています。」
キャプミラ:「あと、若い子もどんどん参加してきているので、低年齢化してます。未成年も相当多いと思います。」
イシバシスタッフ:「それだけ、ボーカロイドが世代を超えて広まっているんですんね!」
かごめP:「今、熱心に頑張っているのは、22か3(歳)くらいのように思いますね」
ダルP:「その印象はありますね!」
かごめP:「夢を持ってやっている、っていうか…」
キャプミラ:「夢系だよね。」
一同:「wwwwwwwwww」
イシバシスタッフ:「他に何系があるんですか?」
キャプミラ:「いわば趣味系だったですよ。(黎明期は)面白くてやっていたんですけど、(今は)それで大成功したボカロPたちの活躍を見た若い世代が、自分達もあぁなるぞ、っていう意気込みを感じるんですよね。」
かごめP:「あの頃は、有名無名関係なくつるんでましたよね。あのとくPもいましたしね。」
キャプミラ:「そうそう。まさにとくPは同世代なんですよ。ちょうど僕は、ボカロPを世代で分けると2世代目なんですよ。1世代目には、ryoさん(supercell)とか、kzさんっていうすごい人たちがいて。
そのあと、buzzGさんがきて、ダルさんかごめさんとかが来る感じですかね。そのあとは、ちょっとどう分類していいかわからないけど。」
《このあとしばらく、本座談会にまだ到着していないbuzzGさんの武勇伝で一同盛り上がる。※残念ながら内容はお伝えできません…。》
ヤマハスタッフ:「スペースレクトロさんは、(はじめて)どれくらい?」
かごめP:「最近入ってきた印象ですよね。」
レクトロ:「3年くらいです。もともとバンドで少しベースをやってたんですが、やっぱりクラブミュージックが好きで、今みたいになりました。」
イシバシスタッフ:「すふれさんは、どんな感じでボカロはじめたんですか?」
かごめP:「結構、長いよね」
すふれ:「んー作曲のお仕事は、少しやってたんですけど、ニコニコ見て、「あー楽しそうだなぁ!」って思って、やっちゃったら(投稿したら)、わぁーってなっちゃって、、、」
一同:「わぁーってwwwwww」
イシバシスタッフ:「そうなんですね。じゃあここで、みなさんが使っている機材、教えていただけますか!」