【特別企画】ボカロPにいろいろ聞いてみた!
■ さすがプロ!使用機材と曲作りについて
イシバシスタッフ:「じゃあここで、みなさんが使っている機材、教えていただけますか!」
キャプミラ:「環境はみんな、Cubaseじゃないの?」
イシバシスタッフ:「率直にどうぞ!笑」
かごめP:「DAWは…、Studio One、マスタリングはMAGIX/Sequoia(セコイア)です。オーディオインターフェースは、LYNX/HILOです。ちなみにディスプレイは、4kですw。Cubaseを表示させた場合は、こんな感じになります」
▲かごめPさんのスタジオ。モニタースピーカーは、TIMEDOMAIN(タイムドメイン)。
インターフェースとケーブル、セッティングのチューニングを施し、ウーファーが必要ないくらいまでの低音が見えるようにしているとのこと。
▲ラックの上が、Lynx Studio Technology/HILO。
ラックの中にはAPOGEE/ROSSETTA200やSPL/STEREO VItalizer MK2-T も。
レクトロ:「僕はCubaseを使っています。オーディオインターフェースは、RME、モニタースピーカーは、GENELECです。ソフトシンセは、nexusとか「Sylenth1(サイレンスワン)、MASSIVE(Native Instruments)とか使ってます。」
キャプミラ:「僕はほんとシンプルなんですよ。ソフトは、Cubase、オーディオインターフェースは、PreSonus、イベントのモニタースピーカーです。」
ダルP:「僕は、Mac環境でiMacの27インチ、基本的にYAMAHA、Steinberg製品がほとんどですよ。」
ヤマハスタッフ:「ありがとうございます!」
ダルP:「DAWはCubase、モニタースピーカーは、MSP5 STUDIO 、コントローラーのCC121も使ってます!インターフェースは、RMEです。」
▲ダルビッシュPさんのスタジオ。YAMAHA、Steinberg製品を核とし、ギタリスト向けのラック機材が並ぶ。
▲使用しているギターに加え、ラックには、LINE6/POD X3 PROや持ち運びも便利な定番Roland/UA-55。
ラック上部にRME/FIREFACE UFXとFractal Audio Systems / Axe-Fx II XL。
buzzG:「DAWソフトは、Cubaseでインターフェースは、FIREFACE UC。モニタースピーカーは、GENELEC 8030。以前は、YAMAHA MSPを使っていました。」
▲buzzGさんのスタジオ。
▲RME/FIREFACE UC と AVALON DESIGE / U5 BLACK
すふれ:「DAWは、Cubase、オーディオインターフェースは、AUDIOGRAMです。AUDIOGRAMは、まだ機材の選び方がわからなかった頃にYAMAHAなら間違いないって思って買ったんです」
ヤマハスタッフ:「ありがとうございます!」
イシバシスタッフ:「YAMAHAから出ている歌声ライブラリは、どう思いますか?」
かごめP:「ZOLAが好きです。WILくんの声を聞いた時は衝撃を受けました。ロキノン(ROCKIN’ON)には一番合う声だと思います。」
キャプミラ:「YAMAHAのライブラリは、基本的に全部使い勝手がいいですよね。それこそ、ZOLAとかVYシリーズは使いやすいよね。」
新発売のVOCALOID4 Library VY1V4
イシバシスタッフ:「使い勝手がいいっていうのは?」
キャプミラ:「簡単に、きれに発音できて、クオリティの高いボーカルトラックが作成できるんです。」
ヤマハスタッフ:「キャプミラさんは、調教がうまいですよね」
キャプミラ:「使いにくいライブラリワースト3 に入りそうな鏡音リンを使ってますからねw。その分おもしろいんですけど。」
イシバシスタッフ:「みなさんさすがですね!曲を作るときは、どういったところからインスピレーションを得るんですか?」
かごめP:「基本トラック重視の人間なんで。既存曲のトラックのつくり方を参考にする場合が多いですね。自分の性に合っているなぁって思うのは、フランスのポップスなんです。参考にして作った曲は、再生数が伸びましたね。」
レクトロ:「色々パターンがあるんですけど、水の音を聞いて、それがメロディに聞こえることがありますね。」
すふれ:「わぁ、素敵♡」
イシバシスタッフ:「水!?」
キャプミラ:「あります。あります。トイレで水を流しても、それが歌詞に聞こえることがありますよ!」
レクトロ:「自然が好きなんで、歩いてて木を見ると曲のイメージ(メロディとサウンド)が浮かぶことがあります。あとは夢の中でできていたりとかもありますね。EDMの曲だと、踊っているところを想像して、どういうパートだと、踊ってくれるかなぁ、とか考えながら作りますね。」
キャプミラ:「僕もサウンド思考で、音から入ることが多いですね。ベースのエンベロープを書いてみて、あ、これ面白いなと思ったら、じゃあ次はこの音だ、みたいにパズルのように作る感じですかね。世代的に80’sの影響はありますね。」
ダルP:「僕はもともとギター弾きなので、リズムを鳴らしながらギターを弾いて、かっこいいと思えるものができるまで弾き続ける感じですね。もちろん、小説とか映画からテーマが来ることもあります。」
buzzG:「みんなサウンド重視ってことなんですけど、逆で、歌詞とメロディありきですね。サウンドとかアレンジは、引き立たせるもの何かでしかないと思っています。僕も夢の中で出来ていることありますね。」
ダルP:「(buzzGさんの曲)サウンド重視じゃないっていうわりにはサウンドいかついですよね。」
キャプミラ:「確かにソングライティング的な要素も感じるし、ギター少年というか、ギター大好きな要素も感じますよね。」
すふれ:「とにかくメロディですね。対位法とかを考えたり。オケの制作は、いろんな人とコラボして作ってます。夢で鳴ってた音楽がもとになってたりしますね。」
ヤマハスタッフ:「夢で見るくらいだから、常日頃から相当曲作りのこと考えてるんですよね?」
ダルP:「最近、締切のことばかり考えていますwww」
buzzG:「締切をどう伸ばすか、をねwww」
ヤマハスタッフ:「そもそも締切ってサバ読んでるもんね。どーせ遅れるだろうって笑」
イシバシスタッフ:「では、最後にこれからのボカロシーンについて思うことを教えてください!」