ZOOM USB3.0オーディオインターフェースUAC-2 発表!

2008年11月にUSB3.0規格が誕生して以来、7年…いよいよオーディオインターフェースにもUSB3.0が実装され始めています。

今回、ZOOMが発表した「UAC-2」は、USB3.0対応、安価ながら、アップサンプリング機能もあり、ハイリゾ音源のリスニングから音楽制作まで対応のオーディオインターフェースです。
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順番に特徴を見ていきましょう。

◆USB3.0がもたらす低レイテンシー

「USBが3.0だと何がいいの?」その答えの一つが、レイテンシーの低さです。レイテンシーとは、オーディオインターフェースに楽器を接続し、演奏した後、耳に届くまでに生じる「遅延」です。多かれ少なかれ、デジタルレコーディングでは、この「レイテンシー」が生じています。演奏者にとっていかに違和感なく、レコーディングを進められるか…、レイテンシーの低さはとても重要です。ZOOM UAC-2では、2.2ms(ms=ミリセック)というレイテンシーを実現。Thunderbolt規格を採用した20万円クラスの高価なオーディオインターフェースでは、1.1msなどもっと低いものもありますが、USB3.0を搭載することにより、2万円台のオーディオインターフェースでも、より低いレインテンシーを実現しています。実際のところ、自宅の音楽制作では、USB2.0でも十分といわれますが、レインテンシーに関しては気になる方は本当に気になるもの。このあたりは、是非一度店頭でギター等を接続してお試しいただきたいところです。

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▲USB3.0ケーブルも付属します。

◆PC/Mac/iPadに対応
USB 3.0/USB 2.0ポートを搭載したWindows/Macコンピュータはもちろん、iPadのオーディオインターフェースとしても使用可能。iPadでの使用は、Apple iPad Camera Connection KitとACアダプタ (AD-14)が必要です。
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◆AD/DAコンバータに高品位なパーツを使用
UAC-2では、使っているパーツの品質が良いことにも注目。A/Dコンバータには、Burr Brownの「PCM4202」を、D/Aコンバータには、AKM社(旭化成)の「AK4396」を採用しています。高級オーディオ機器で使用されている高音質なオーディオチップが使用されています。

◆アップサンプリング機能

アナログからデジタル、デジタルからアナログの変換時に4倍のサンプリングレートで処理するアップサンプリング機能も内蔵。 元のサンプリングレートが44.1kHzや48kHzの場合、内部処理では176.4kHzまたは192kHzとして動作します。これにより、アナログ⇒デジタルの変換ではエリアシングノイズ(折り返しノイズ)のないサウンドとなり、デジタル⇒アナログ変換ではこれまで以上にクリアなサウンドとなり、レコーディングやリスニングでより高音質になります。

◆ミキサーソフト「UAC-2 MixEfx」を搭載、ループバック機能もあり

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リバーブ/ディレイなどのエフェクトの設定ができ、ローカット・フィルタや位相反転、入力ゲインを自動的に調節するオートゲイン機能もあります。
ループバック機能も搭載されているので、Ustreamやニコニコ生放送などインターネット生放送で、iTunesなどでBGMやカラオケを再生しながら、それをバックに2チャンネル分のマイク/ライン入力をミックスして配信することが可能になります。これらの各種設定をワンタッチで3種類まで保存でき、いつでも瞬時に呼び出すことが可能です。

低価格ながら基本性能を高い水準で搭載したZOOM新オーディオインターフェース「UAC-2」です。

【ZOOM UAC-2】
■発売時期:2015年4月下旬
■価格:29,160円(税込)

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