バンド演奏に彩りを・・・同期演奏チャレンジ!~その1

DTM トップページ4 店頭スタッフがご案内! 梅田店:鳴尾
梅田店デジタル担当の鳴尾です。

本日は!バンド演奏に同期演奏を加える方法について解説していきましょう!
既に導入されている方も多いと思いますが、これからやってみたい!
そんなあなたのお役にたてれば幸いです!!

今回はMTRを使った同期演奏の導入方法について解説します!

同期演奏ってなんでしょう?


一言でいうと、同期演奏とは・・・バンド演奏者以外のサウンドを「同期」させて、演奏者以外のサウンドを加える手法のことです。

その方法としては、
・バンドメンバー以外のサウンド(シンセサイザーや効果音、ブレイクビーツなどのリズムなど)を作成
・そのサウンドを(今回はMTRを使いますので)MTRにデータで移す。
・MTRを再生するとドラマーにクリックが流れ、ドラマーはクリックを聴き、それに合わせて演奏する。
・ドラマーに合わせてバンドメンバーが演奏してMTRに録音された演奏と共にオーディエンスに!
このような流れとなります。

同期演奏するには??


実際の方法をご案内していきましょう!

まずはサウンドの作成


まずは使いたいサウンドの作成です。通常のバンド編成(ボーカル、ギター、ベース、ドラム)でキーボードがいない場合や、手では演奏できない早いフレーズやコーラスを入れておいたり、最近ではEDMサウンドなどを取り入れてバンドサウンドに変化をつける手法など様々な場面で同期演奏が使われます。

まずはバンドメンバー以外で必要なサウンドを作成していきます。
方法は様々な方法で可能ですが、今回はDAWを使って作業していきましょう!
今回はCUBASEで簡単なシンセのフレーズと、ループの素材を張り付けたトラックを作成しました。

今回は2個のパート(トラック)を使うことになります。



そして、ファイルにして書き出しをします。



CUBASE PROですとマルチチャンネル書き出しが出来るので、複数トラックをパラ出し(別々のファイルに書き出し)が1回の作業で終わるのでとても便利です!

さて、これでサウンドの作成が完了です。

データをMTRに転送


今回は同期演奏用に人気のあるZOOMのR8を例にご説明します!



ZOOM R8が同期演奏のプレーヤとして優れている点は・・・

・ドラマーが聴くクリックだけをヘッドフォンアウトだけから出すことが出来る!
・SDカード採用で音飛びの心配がない
・電池での使用が可能
というところでしょうか。

R8にはUSB端子が装備されていますので、PC/MACと接続し、本体内蔵のSDカードにWAVファイルに書き出したファイルを転送します。その後、ファイルをプロジェクトに張り付けます。
DAWで作成すればファイルに書き出しも簡単ですし、ファイルの開始位置がずれる心配もないので作業がかなり簡単です!
(その昔は・・・MIDIでPCとMTRの同期をとって各トラックをトラックの個数分何回も録音なんて気の遠い作業を・・・)

ちなみにR8で扱えるファイルは16/24Bitで44.1/48kHzのファイルに限られていますので書き出しの際には気を付けましょう。

そして本体のメトロノーム設定をチェックしましょう!



クリックのレベルはここで調整可能です。そして、本体内蔵のクリックで使うことはもちろんできるのですが、R8のいいところがここです!



そう!クリックのサウンドに内蔵サウンドだけでなく、特定のトラックを指定することが可能なんですね!
ですので、先ほどのサウンドを作成するときにクリックのトラックも作成しておくことで、曲中でテンポが変化する楽曲や、拍子が変わる変拍子の曲にも対応できますし、ドラマーの方のお好みの音色でクリックを聴くことが出来るんです。
この辺りがZOOMのR8が同期演奏用のプレーヤとして人気の理由です!



そして本体の画面左側にMETRONOMEというスイッチがございます。これをPHONES ONLYにしてあげることで、METRONOMEの音はヘッドフォンアウトからのみ出力するという設定がすぐできるわけです!
メインのアウトプットからも出す設定も出来るので、練習の時にメンバー全員でクリックを聴きながら、という使い方もできます!

実際の運用方法




実際にスタジオ、ライブハウスで使用する際もとても簡単です。
本体のヘッドフォンアウトにヘッドフォンやイヤフォンを接続、そしてOUTPUTをスタジオのミキサーやライブハウスのPAさんに送るだけの簡単セットアップ!
電池駆動も対応のR8ですので、不慮の事故を起こさないセッティングが可能となります!

ちなみに写真のR8を置いてあるスタンド、QUIKLOK社のLPH004でございます!




ラップトップPC用スタンドですが横幅の調整も効くのでR8を置くのにもピッタリです!
横の小さなトレイもチューニングキーやイヤフォンを置くのにも良いですよね!

ライブのクリック用にはイヤフォンを使われるドラマーさんが多いですが中でも人気なのが
SHURE SE215です!




遮音性デザインでクリックも音量を上げすぎることなく(耳は大事ですから過度な音量は禁物ですよ!)
非常に扱いやすく人気のモデルです!

いかがでしたか!?
今回はMTR ZOOM R8を使用した同期演奏環境の構築をご紹介しました!
次回は・・・それ以外の方法をご紹介したいと思います!

最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事を書いた人

鳴尾 篤彦
梅田店デジタルフロア担当。幼少に始めたピアノを始め、ギター、ドラムも演奏するマルチプレイヤー。DTM、レコーディング、PA関連のノウハウもあり、リハーサルスタジオや飲食店の音響システムのプランニングなども手掛ける。幅広い知識と経験でみなさまの音楽ライフをサポートいたします。

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