【徹底レビュー!】宅録環境を一気に充実、Audient iD22が提案するモダン・レコーディングシステムへの解答!

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現在市場はまさに「コンパクト・オーディオインターフェース戦国時代」と言えるほど、様々な機能性、特徴を持ったプロダクトが日々リリースされていますね。

その中でも、イシバシ楽器が今、注目している製品がこちらです!

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▲Audient(オーディエント) iD22

ラージコンソールの本場、イギリス発の歴史あるブランド、AudientのiD22です。最近は各方面から好印象な声を聞くようになってきました。ともするとシンプルで、何ら特徴の無いインターフェースに見えるのですが、実はこれが本当に真摯に音楽制作に向き合った製品なのです!
その秘密を解き明かしていきましょう。

◆コンソールサウンドを継承する、技術に裏打ちされた音質!

まず、iTunesからいつもリファレンスにしているトラックを流しながら出音を確認。出音の良さに驚きました。楽曲の良さを損なうことなく、リバーブの奥行きの再現性、聞こえるか聞こえないか、ギリギリのラインでミックスされたパーカッションがしっかりと存在する高い解像度、、、これが10万円以下のインターフェースのサウンドだということに驚きを隠せません!

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DAに搭載されたBurr-Brownの高品質チップ、PCM1798 DACの持つ、ワイドレンジな特性も影響しているのかと思います。NS-10m等のノンバスレフのパッシブモニターを使用するとそのセンター定位の収まりの良さがより実感出来ます。

◆入力は正にコンソール直系!様々な楽器に対応出来るクリアなサウンド!


iD22は 50,000チャンネル以上使われている audient コンソールと同じデザインのマイク・プリアンプが2基搭載されています。
プリアンプ回路にはICを使用せず、ディスクリート・トランジスターを採用。ハイパスフィルターも完備しており、機能性、スペックは文句無し!マイクを接続して、そのサウンドを検証しましょう!

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・・・非常に素直です。クリアで低域も厚みがあるので、決して薄いという訳ではありません。NeveやSSLのプリアンプの持つ独特な個性は感じられませんが、プラグイン等を使用して色付けを付加する昨今の制作では、あえて色づけの少ないほうが後々の処理が楽になると思います。そういった意味では、非常に理にかなったサウンドです。

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アウトボード等を使用する場合は背面にあるリターン端子に直接接続すれば、iD22のマイクプリアンプ部をスルーし、純粋なADコンバーターとしても使用可能なところも、「色付け」を排除するAudientらしいこだわりが感じられます。

例えばこれと、SSLのAlphaChannelや、Neve系、Brent Avril DMP1等、一つ特徴の濃いマイクプリを持っておくとサウンドバリエーションも増えるので様々なジャンルに対応出来そうですね!例えばボーカルは太いNeve系で、アコギはクリーンなiD22のマイクプリで録る等使い分けると距離感もはっきりと出てくるので、立体的なミキシング作業の手助けになると思います。

◆モニターコントローラー機能を紐解く

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フィーリングの良いアルミノブのiD22。センターに大きく鎮座するボリュームノブのスムースな操作性は非常に快適。DIM、CUT(ミュート)スイッチも配置されており、基本はしっかりと抑えています。
また、右にあるファンクションスイッチにはスピーカーのA/B切替、トークバック(マイクは別途必要です)モノラルSUM等、モニタリングに必要な様々な機能をアサイン出来、好みでカスタマイズできます。

◆必要な機能を分かりやすく、DSPミキサー機能も秀逸!

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実は、DAWから6ch分のサウンドをここでミックス出来ます!さらにCUEも二系統搭載なので、
「ヘッドフォンにだけクリックを返したい。」「ヘッドフォンミックスのボーカルの音量だけを下げたい」等ということがいとも簡単にできてしまいます!
DAWでセンドリターンのフェーダーを調整するような感覚でモニターミックスの調整が出来ますので、これは非常に便利!
今まで、ボーカル録りのトラックバランスや音量で困っていた方には正に救世主かもしれません。
オケが大きすぎてボーカルの返しが聞こえないと言われて、トラックを一度全部下げたり、マスターを下げてエンジニアのバランスが変わるなんていうことも無く、スマートに対応出来ます。

〜総評:これは買い!!!です〜

手に届く場所に求める機能がある、レコーディングをスムーズに進める為には何が必要か、、、
といったことが非常に良く考えられたインターフェースだと思います!制作のスピードが上がることは間違いありません!特にレコーディング作業の時にそれを実感するのではないのでしょうか?!
あえて言うとすれば、ADATが1系統のみなので、8ch同時で96kHz録音等をすることは物理的に不可能。そこは今後に期待しましょう!

基本に忠実に、必要な機能をブラッシュアップしてきたiD22は今の時代ではある意味新しい提案かもしれません。目立った機能はありませんが、音質、操作性にこだわる方にはプロアマ問わず、全ての方に自信を持ってオススメできます!!

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