私の愛して止まない名器(3)、YAMAHA CP-70/80
お世話になります。渋谷店の冨山(とみやま)でございます。
本日も、私の愛して止まない名器、ご紹介させていただきます。
私、イシバシ楽器に勤務してはや20年・・。
この名器に初めて出会ったのは、入社1年目と記憶しております。
その音の良さに感動いたしました。
今回、十数年ぶりの再会でございました。
ついに入荷しました、憧れの名器、紹介させていただきます。 こちら!
そう、YAMAHAが世界に誇るエレピの名器!!!
CP-70でございます。
グランドピアノのアクションをそのまま採用した、打弦式の電気ピアノ(エレピ)です。
CPはグランドピアノと同じく弦をハンマーで叩いて音を鳴らしますが、
↑ そう、こんな感じでハンマーで弦をたたき音を鳴らしますね。
CPにはグランドピアノにある響板がなく、その代わりにピックアップを搭載。
音を内部では響かせず、PAやキーボードアンプで増幅して音を鳴らします。
↓ 弦の下にある金色の台座部分、これがピックアップとなります。
生ピアノとは違い、マイクを立てて音を拾う必要が無く、
ライブで大音量で使えるグランドピアノとして、
また、鍵盤部と弦部分との2つに分解し、持ち運べるピアノとして
(持ち運べると言っても100kg近い重量ですが。。)
1976年の発売以来、世界中でヒットし、一斉を風靡いたしました。
また、通常のピアノは、中高音域で1音につき3本ずつ張られている弦が
CPでは2本ずつ、低音部に関してはなんと1本ずつしか張られておらず、
その構造とも相まって、独特なサウンドが得られました。
↑ 低音弦、よく見ると確かに1本ずつ!なので「ビヨーン」と鳴るのです。
発売から40年、いまだに愛される名器でございます。
日本で小林武史さんが、CPをよくメインで使っておられますね。
数々の名曲の中で、そのCPサウンドを聴くことができます。
そして今回入荷しました、CP-70、ただのCP-70ではございません。
なんとMIDI出力付きのCP-70Mです!
MIDIアウトがついておりますので、マスターキーボードとしての使用が可能!
グランドピアノのタッチそのままに、MIDIキーボードになっちゃうんです!
小林武史さんはMOTIF(RACK ES?)をMIDI接続し、CPにシンセをレイヤーしておられます。
ミスチルのライブDVDなどでそのサウンドを確認できます。
あのサウンドにはCPが欠かせません!!
あのサウンドが、今なら渋谷店店頭でも、ご試奏できますよ!
ぜひ!店頭にてお試しください!
最後までご覧頂き、ありがとうございました。