私の愛して止まない名器【VOL.13】Roland SH-101 &お知らせ。
いつもDTMersをご覧いただきましてありがとうございます。横浜店のVINTAGE SYNTH 担当、冨山(とみやま)でございます。
私の愛して止まない名器、本日は、ローランドのモノフォニック・アナログ・シンセサイザー!Roland SH-101をご紹介させていただきます。近年のアナログシンセ再評価ブームの火付け役!!とも言える、非常に人気の高いアナログシンセサイザーです!!
1982年に発売開始されたこのSH-101。その当時はショルダーキーボードとして売り出されていたようです。本体はプラスチックの筐体で軽量設計、そして電池での駆動が可能でした。海外では3色展開で販売され、専用ストラップ、モジュレーショングリップもありました。当時のカタログ、なかなかですね。エレキギターのように手軽に扱えるシンセ、というのが狙いでしょうか。
↓海外版のカタログ。時代を感じます・・
↓モジュレーショングリップは別売りオプション。現在はなかなか見られないレアアイテムです。
音作りはシンプルな構成で非常にわかりやすく、直感的な音作りが可能です。当時の高価で複雑なシンセサイザーに対してこの101は、1VCO→1VCF→1VCA、そして1LFOというわかりやすいシンプルな構成で、なかなかの太いサウンドから、チープなゲームっぽいサウンドまで、意外と幅広いサウンド。シンセ初心者の入門機として人気を博しました。
↓1VCO+SUB、NOISE。フィルターはローパスのみ。シンプル!
その軽量ボディは、グリーンというかグレーというか、ザクのようなカラー。(海外版のブルーとレッドも、どことなくガンダムを彷彿させます。。グフとシャアのゲルググ?)コンパクトな筐体で、標準鍵盤32鍵を搭載。MIDIは非搭載で、CV/GATEのイン/アウトを搭載。現在流行のモジュラーシンセとの相性も非常に良いです。
発売から30年以上経った今なお、シンプルな構成ならではの明るくエッジの効いたサウンド、豪快なノイズ・サウンドは、数多くのクリエイターに愛されています。アルペジエイターや独自のシーケンサーもこの機種の個性を際立たせています。
↓こちらは渋谷店で販売したカスタムモデル。かっこいい・・・
モノフォニック1VCOながらサブオシレーター搭載、なかなか太い音も出せます。テクノ、ハウスなどダンスミュージックにおいて、この101が存在しなければ生まれなかった曲は数知れず。近年はサウンドが再評価され、さらに人気が出てきました。
昨年には、Roland BOUTIQUEシリーズとしてなんと4音ポリで復活、こちらも評価が高く、限定生産のためグレーはあっという間に販売完了、ブルーとレッドが残りわずかとなっております。
↓3色並ぶと非常にかわいい。在庫はこちらからどうぞ。 ※鍵盤部は別売りです。
そんなRoland SH-101、今月中は横浜店に在庫がございますよ。
もちろんご試奏も大歓迎です!!!ぜひぜひ遊びにいらしてください。
ご不明な点、お問い合わせは、
お電話:045-311-1484、
メール:yokohama@ishibashi.co.jp
横浜店シンセ担当者まで、ご連絡くださいませ。
できましたら3月中に・・・。
4月には御茶ノ水へ引越し予定ですので。。
そうなんです。
ここでお知らせがございます。
わたくし冨山、3月いっぱいで横浜店を離れ、2018年4月より、御茶ノ水本店SOUTHへ異動となります。こちらのブログを見て、横浜店にご来店いただいた方もおられたようで、嬉しい限りでございました。ありがとうございました。この場を借りて、皆様に御礼申し上げます。
そして、楽器の聖地、御茶ノ水のイシバシ楽器、御茶ノ水本店SOUTHのシンセコーナーが、生まれ変わりますよ!!!!(多分)ご期待くださいませ!!!!!
今週も最後までご覧いただきましてありがとうございます。
次回はSOUTHからお届け予定です!!よろしくお願いいたします。
イシバシ楽器 冨山
イシバシ楽器の店頭にはいろんなVINTAGEシンセがございます。ぜひこちらもご覧くださいませ。
ちなみに冨山は、横浜店勤務は4月1日(日)が最終日予定となります。