Rupert Neveとコラボ|Steinberg、トランスフォーマー搭載のオーディオインターフェース「UR-RT2」「UR-RT4」を発表!
Steinbergから「UR-RT2」「UR-RT4」が発表されました。
「UR-RT2」「UR-RT4」は、Rupert Neve Designs社によってカスタムメイドされた高品位なトランスフォーマーを搭載した24bit/192kHz対応のオーディオインターフェースです。
Rupert Neve といえば、オーディオレコーディングと音楽制作の黎明期から、ハイクオリティサウンドの代名詞として知られています。
レコーディング技術のパイオニアである Rupert Neve の手がけた機材は、ほぼあらゆるジャンルの数え切れない名盤の録音に用いられてきました。Rupert Neve Designs の製品は、21世紀においても耳の肥えたプロフェッショナルを魅了し、感性を刺激し続けています。
そんなRupert NeveとSteinbergのコラボレーションで誕生した新製品オーディオインターフェース「UR-RT」シリーズ。
某日、乃木坂 ソニー・ミュージックスタジオ で行われた製品発表会の様子を交えつつ、その特徴をご紹介します。
ピュアサウンドを誇るYAMAHA D-PRE プリアンプに加え、Rupert Neve Designs社と協業したon/off 可能なアナログ・トランスフォーマーを搭載。
トランスフォーマーを通すことで、自然で心地よいサチュレーション感が加わり、Rupert Neve Designs社特有のモダンビンテージで抜けの良い、抜群に存在感のある音で録音可能です。
▴内部の様子。「UR-RT4」(左)に4つのトランス、「UR-RT2」(右)に2つのトランスを搭載。
▴「Rupert Neve Designs社で使われているパーツをそのまま使うだけでは、うまくいかず、幾度ものやりとりを経て、納得のいくトランスを開発できました。すでにD-PREプリアンプのキャラクターがあるなかで、そこにトランスを搭載させたわけですが、ON/OFFどちらでも良好なサウンドで録音できる絶妙なバランスを保っています。」とヤマハ㈱ 開発主事の吉田氏。
また、DAコンバーターは、新開発のものを採用。ダイナミックレンジが、112㏈ と旧来モデルより向上しています。微細なサウンドの抜けの良さや、音の広がりが向上、より歪みのないサウンドを実現しています。
音の特性や音色に関してもRupert Neve Designs社より承認を取得しているとのこと。
▴「例えばスネアの音などがより開放されたサウンドになっており、ダイナミックレンジの広さが分かります」とエンジニアの峯岸良行氏(右)。
ラインナップは、「UR-RT2」と「UR-RT4」の2モデル。
「UR-RT2」は、4イン2アウト、2基のD-PREプリアンプとトランスフォーマーを搭載。「UR-RT4」は、6イン4アウト、2基のD-PREプリアンプとトランスフォーマーを搭載。
どちらも、ループバック機能があり、演奏のインターネット配信等にも対応します。また、従来モデル同様、DSPミキサー「dspMixFx」を搭載し、DSPエフェクト「Sweet Spot Morphing Channel Strip」「REV-X」「Guitar Amp Classics」を搭載しています。
バンドルソフトには、64ビット浮動小数点オーディオエンジン搭載DAW「Cubase AI」を用意。VSTエフェクトバンドル「Basic FX Suite」(「Sweet Spot Morphing Channel Strip」 / 「REV-X」 / 「Guitar Amp Classics」)も利用可能です。
▴UR-RT2 フロント
▴UR-RT2 リア
▴UR-RT4 フロント
▴UR-RT4 リア
【Steinberg / UR-RT2】
■発売日:2018年4月24日(火)
■価格 :38,700円+税
【Steinberg / UR-RT4】
■発売日:2018年4月24日(火)
■価格 :64,800円+税