Native Instruments、TRAKTOR KONTROL D2 発表!
Native Instruments(ネイティブインストルメンツ)からTRAKTOR KONTROL D2 が発表されました!
デッキの「D」で、フルカラーディスプレイ搭載のデッキコントローラーです。
DJソフトウェア「TRAKTOR PRO 2」を同梱しており、こちらと接続することで様々な操作、演奏が可能になります。
TRAKTOR KONTROL D2は、TRAKTOR KONTROL S8 に搭載のデッキを持ってきたようなイメージです。
フルカラーディスプレイ搭載で、コントローラー本体でトラックの選択やエフェクトの確認ができ、コンピューターとコントローラーを行ったり来たりすることなくプレイに集中できます。
TRAKTOR SCRATCHなどレコードを使ったプレイをされている方が、コントローラーとして取り入れたり、TRAKTOR KONTROL Z2のようなコントローラーミキサーの機能を補強する目的で使用することもできます。
▲TRAKTOR KONTROL D2とTRAKTOR KONTROL Z2を並べたイメージ
そして、TRAKTOR KONTROL D2を語るうえで欠かせないのが、新機能「Stems」です。(2015年夏対応予定)
◆「Stems」とは…
「Stems」は、Native Instrumentsが提唱するオープンフォーマットです。
「Stems」は、mp4形式のオーディオファイルです。iTunesなどで通常通りの再生が行えるオーディオファイルですが、5つのオーディオファイルで構成されていて、うち1つが2ミックスのマスタートラックになっています。
「Stems」に対応した、ハードウェア、ソフトウェアがあれば、5つのオーディオファイルを分けて使用することができます。
使用例として、5つのうち1つは、マスタートラックになりますので、他の4つに、「ドラムの音だけ」「ベースの音だけ」「シンセサイザーの音だけ」「ヴォーカルの音だけ」というように、曲をリリースする側が任意に4パートにわけたミックスを作っておく事ができ、演奏する側は、それら複数のパートを使い分け、その場でリミックスを行うようなDJプレイが可能になります。
Native Instrumentsでは、「Stems」への対応を、他のDJメーカーのDJ機器やDJソフトへも呼びかけており、今後、DJ業界で広く利用できるようになると言われています。
もともとTRAKTORシリーズは、「Remix Deck」というリミックスの機能があり、これが他のデジタルDJ機器と比較した際の特長のひとつでもありましたが、今回の「Stems」によりさらにそれが進化するかたちとなります。
とくに、TRAKTOR KONTROL D2には、このように、フェーダー、ノブが4つ用意されているので、「Stems」対応第一号機としてこれから、様々な現場で見かけることになると思います!
【Native Instruments / TRAKTOR KONTROL D2】
■発売日:2015年5月4日
■価格:57,800円(税込)