DTM用のパソコン選び!その2

渋谷店デジタル担当の鳴尾です。

さて前回に引き続きDTMに使うパソコン選びについてご案内していきましょう!
前回:DTM用のパソコン選び!その1

DTMに使用するパソコンのスペックはどんなものがいいのか?
難しい説明はなるだけ避けてDTM向けに解説出来るようにしていきたいと思います。

CPU

CPUとはCentral Processing Unitの略で、演算処理と制御を担当するパソコンの頭脳にあたる部分です。
パソコンのスペックを見る上で第一に重要な部分です!現在はIntelとAMDという2社が2台巨頭となっていますが、DTM観点で見るとほとんどのソフトやハードはIntel推奨となっていますし、Macの場合はIntel以外の選択肢はないので、WindowsでもIntelを選ぶのが無難です。
Intelで選ぶなら今は「Core」シリーズのプロセッサーを選ぶのが一番かと思います。その中でもおススメは「Core i5」もしくは、「Core i7」がおススメです!トータルのご予算に合わせて選ばれるのがよいと思います。
DTM用としてあまりおススメでないCPUはIntelのシリーズですと「Celeron」や「Atom」など省スペースやミニノートなどに使われているモデルは消費電力を抑えることなどに重きをおかれているので、DTMのような処理をたくさん必要とするプログラムでは非力な印象は否めません。

メモリー

CPUの次に大事なのがこのメモリー。メモリーとはパソコンの場合データを記憶する部品のひとつで、ここで説明するのはRAM(RandomAccessMemory、ラム)のこととなります。
RAMの役割はCPUと後述する記憶媒体の間でデータのやり取りをする際の一時記憶を行う役割をします。
DTMの場合だと多くのサンプルを使用するソフトシンセなどのデータを読み込んでおいたりするためにも使われるので、メモリーは多いに越したことはないものと言えます。現在DTM用に購入するなら容量は最低でも8GB!予算に余裕があるのなら16GBや32GBのマシンを選ぶのがおススメです!最初の段階で予算の都合で8GBに抑える際も後の拡張が可能かどうかもチェックしておきましょう!
逆に現在使用中のマシンの動作で不満がある場合もメモリーの増設で解消することもあるかもしれませんのでやってみる価値があるかもしれません。

ハードディスク&SSD

メモリーが一時的なデータの保管場所になるのと対照的に、データの最終的な保管場所となるのがハードディスクやSSDです。

SSDとは?

ソリッドステートドライブ(SolidStateDrive)の略称で、物理的な稼動部分はないため、ハードディスクよりも高速でかつ省電力で動作音が少なく、振動や衝撃にも強い記憶装置です。ただしハードディスクと同容量で比べると高価なのは否めないところです。
特にOSを格納するディスクに使用すると起動がとても早くなります。DTMの側面では容量の大きなライブラリを使用する際に使用するとこちらも読み込みが早くなり快適な使用が可能となります。

ハードディスクとは?

SSD登場まではメインで使用されていた記憶装置です。先ほどのSSDのメリットとは逆の面が多く、物理的な稼動部分が多くあるため、振動や衝撃には弱く、動作音もあります。ただし、大容量のモデルがまだまだ安く、コストパフォーマンスに優れているので、現在も多く用いられている記憶媒体のひとつであることは間違いありません。

最近はSSDを搭載したモデルがほとんどとなってきましたが、大きなサンプルデータなどを扱うことも多いDTMではまだまだハードディスクもその役割はあると思いますが、ハードディスクの場合稼動部分があり消耗していくものであるという認識は持っておいたほうがいいと思います。
私も経験がありますが、ある日突然お亡くなりになってしまうことがあるのです・・・。ですので目安があるわけではないので難しいところですが、大事なデータのバックアップはとっておくに越したことはないことをこの場を借りて皆様におススメします。(バックアップ大事ですよ!)

というところで、今回はここまで!
次回はさらにDTMパソコン選びのご案内をしていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!!

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