私の愛して止まない名器【特別編】Roland SYSTEM700 LABORATORY SYSTEM
いつもDTMersをご覧いただきましてありがとうございます。御茶ノ水本店SOUTH(サウス)のVINTAGE SYNTH担当、冨山(とみやま)でございます。
本日の、私の愛して止まない名器は、【特別編】再び!!!!
というのも、市場に出ることがほとんどない、名器の中の名器がここ御茶ノ水に入荷したからなのです。
それは・・・Roland SYSTEM700 LABORATORY SYSTEM!!
ん、知らない?見た事ない?という方が多いかと思います。私も実機は初めて見ました。当時のカタログにも、小さくしか載っておりません。ローランドが誇る、モジュラーシンセ、あのSYSTEM-700のモバイル版なのです。
1976年にローランドから発売された「SYSTEM-700」は、ARPやmoogにひけを取らないニッポンの技術力を世界に示したモジュラーシステム!日本のタンスです!!浜松市の楽器博物館やRolandのミュージアムにフルセットで展示がされております。そう、
あのSYSTEM-700!今回入荷したのはそのポータブルタイプにあたります。通称、ミニタンス!
Roland SYSTEM700 LABORATORY SYSTEM
基本的な音作りの機能を備えたポータブルタイプ。スタジオシステムの高い基本性能はそのままに、最小単位でまとめ上げたハイコストパフォーマンスモデルです。3VCOで重厚な音も思いのまま。
↑カタログのコメント、そのまま掲載させていただきました。
ブロック1 ラボラトリー・コンソール
ラボラトリー・コンソールと呼ばれるワン・ユニットの中に3つのVCO、 ノイズジェネレーター、リング・モジュレーター、1VCF、1VCA、デュアルEG、 S/H、ミキサーなどを凝縮、コンパクトで持ち運びにも便利なモジュラーシステムです。
ブロック2 キーボード・コントローラー
こちらは専用のキーボード。専用ケーブルで接続することでコントロールはもちろん電源供給もされます。
ラボラトリーシステムは、3つのVCOをメインとした構成で、わかりやすく言うとminimoog的な構成です。今回初めて触らせていただきましたが、そのサウンドは、それまでのローランドシンセとは一線を画します!驚きのサウンドです!上品で、高級感のある、美しいサウンドです。(個人的感想です。)これは、まさに歴史的名器と言っても過言ではありません。
SYSTEM700はローランドの技術力の高さを世界に広めるきっかけにはなりましたが、商売的には上手くいかなかったようです。値段が高く、一般の方は買いたくても買えませんし、手の込んだものですから大量生産は出来ません。生産台数も非常に少なかったようです。しかしその技術は、JUPITER-8など、その後のローランド製品に活かされ、また数々の名器を生むきっかけにもなったようです。
今回のこちらのRoland SYSTEM700 LABORATORY SYSTEM、専門業者にてメンテナンスしまして、とても良い状態となっております。外観は、40年近く経っているとは思えない綺麗な状態です。
今回の入荷に合わせて、売り場も少しレイアウトを変えました。
ご試聴できるよう、準備しておきますので、ぜひぜひご来店くださいませ。
さて、肝心のお値段ですが、誠に恐れ入りますが価格表記ASKとさせていただいております。Roland SYSTEM700 LABORATORY SYSTEM、とても貴重なものですので、本当にご興味のある方のみ、こそっとお教えいたします。
ご興味のある方、お値段のお問い合わせは、
お電話:03-3292-1484、
メール:honten-south@ishibashi.co.jp
イシバシ楽器 御茶ノ水本店SOUTH(サウス)の冨山まで、ご連絡くださいませ。
お問い合わせ、ご来店、お待ち致しております。
イシバシ楽器 冨山
イシバシ各店より選りすぐりのマシンたちが大集結!!
VINTAGE SYNTH & BEAT MACHINE FAIR!!
in 御茶ノ水本店SOUTH ただいま開催中!
御茶ノ水本店SOUTHのVINTAGE SYNTH在庫はコチラ
シンコー・ミュージック / 見て楽しむアナログ・シンセ図鑑<シンコー・ミュージック・ムック>!!!
こちらでも紹介したVINTAGE SYNTHたちが、いっぱい載っております!見ているだけでも楽しい!こちらも絶賛発売中です。↓↓
最後までご覧いただきましてありがとうございます。