Inter BEE 2018@幕張メッセ
Inter BEEは、 International Broadcast Equipment Exhibition の略称で「国際放送機器展」というイベント。
1965年より半世紀におよぶ開催を重ねてきた歴史あるイベントで、「映像・放送関連機材部門」、「プロオーディオ部門」、「プロライティング部門」、「ICT/クロスメディア部門」の4部門で展示構成。機材の展示や、技術セミナーなども開催され、最先端の技術力を世界にアピールする場になっています。
それでは、DTMers、要注目の新製品アイテムを中心にご紹介します!
まずは、セミナーが大盛況だったゼンハイザーブースへ。
今年何かと世間を賑わせてくれたNEUMANNのコーナー。
「U87 ai」の限定Rhodiumカラーをはじめ、オリジナルスペックで再発売となった「U67」の記憶も新しい所。
▲「U67」
Fostexのブースでは、本イベント初披露となる「NF04R」姿が。
じっくり聞いてみましたが、4インチとは思えないほどの低音が自然。チューニングにはこだわりをもって施し、音量を小さくしても音像が崩れない様に気を遣ったとのこと。
ZOOMブースでは、4Kに対応したハンディビデオレコーダー「Q2n-4K」を展示。
こちらは、Presonus デジタルミキサーの「StudioLive」。ライブをDAWやSDカードに録音する定番機種になりつつあります。
YAMAHAミキサー。12chにノブを装備した「MG12XUK」と10chにフェーダーを装備した「MG10XUF」。10chでもフェーダーを求めるユーザーは多く、「MG10XUF」は、ヤマハ想定の4倍の出荷実績とのこと。
他にも色々と興味深いものが。
配信関連の今年のトピックは何と言っても「Vtuber」。VRコンテンツ事業の出展も多く見られました。
実運用が近づく4K/8K関連製品も非常に賑やか。
2020年の商用化が見込まれる5G(第5世代移動通信システム)。NTTドコモでは、5Gが体験できるバスを用意。前面7K、両側面各3Kの大スクリーンを設置し、4Kプロジェクターを4台、5.1ch対応の音響設備を搭載することで、観光地やスタジアムといった環境を仮想的に作り出し、その通信速度を体感できるといったもの。常に行列ができており、各社関心の高さがうかがえます。
「Inter Bee」は、今年も幕張メッセにて、11月14日(水)~11月16日(金)の日程で開催となっています。