コンパクトでパワフルなオールインワンPAシステム|YAMAHA、「STAGEPAS 1K」を発表!

ポータブルPAシステム「STAGEPAS」から、新たなモデルが発表されました。

ラインアレイスピーカーを搭載したオールインワンPAシステム「STAGEPAS 1K」!

試聴する機会があり、実際に音を聴いてきました。

 

コンパクトでパワフルなオールインワンPAシステム

アンプ部には1000Wの高効率で歪の少ないClass-Dアンプを搭載。STAGEPAS 1Kの「K」は、1000W(1キロのK)から由来しているとの事です。

スピーチと音楽再生での試聴でございましたが、ラウドスピーカーに匹敵する音質な事に驚きました。

『STAGEPAS 1K』 は、1.5インチの小口径ユニットを10基搭載した中高域を再生するラインアレイスピーカーで、ユニットにはネオジム磁石を採用することにより、高い精度と明瞭さを実現。低域を再生するサブウーファーは、クラス最大級の12インチユニットを採用すると同時に、ポータビリティ向上のための徹底的な小型・軽量化に取り組み、12インチクラスに見えないコンパクトなキャビネットサイズを両立しました。また、ヤマハ独自の流体音制御技術「TWISTED FLARE PORT™」を採用することで、バスレフ・ポートでの風切り音を効果的に軽減します。これにより特に低音を必要とする音楽でも、よりクリアでパワフルな重低音再生を可能にします。アンプ部には1000Wの高効率で歪の少ないClass-Dアンプを搭載し、高音質・高出力・高い安定性を実現しました。またパワフルなアンプに加え、スリムでコンパクトなスピーカーとキャビネットから最大119dB SPLを引き出します。

 

直感的な操作を可能にするデジタルミキサー

サブウーファーの背面には、豊富な入力を備えたデジタルミキサーを搭載。このミキサーには、3つのモノラル入力(マイク/ライン)と1つのステレオ入力を装備しており、モノラル入力の2-3チャンネルはHi-Z接続に対応。アコースティックエレキギターなどを直接入力することが可能です。また、ステレオ入力は、フォーンジャックおよび1/8インチミニジャックに加えて、Bluetoothデバイスの再生や、楽器からCD、PC、スマートフォンに至るまで、幅広い入力ソースに対応しています。このミキサーには、複数の帯域を同時に処理する1-Knob EQ、業務用コンソールの標準である高品位なSPXデジタルリバーブ、さまざまなシーンに合わせて音声や音楽などに最適な音質補正を施すMODE機能など、「使える」新機能が搭載されています。これらはたった1つのノブを回すだけで操作が可能。EQや音質補正などの複雑な操作をすることなく、その場で最適な設定を瞬時に得ることができます。また、本体のボリュームやEQをリモートコントロールできるiOS/Android向けの専用アプリケーション「STAGEPAS Editor」 を使用することで、設定を保存し、呼び出すことも可能なため、セッティング時間の大幅な短縮にも寄与します。

 

優れた操作性とポータビリティ

『STAGEPAS 1K』のセットアップは、ラインアレイスピーカーをサブウーファーのキャビネット天面に取り付けるだけで完了。必要に応じて2つのスペーサーで高さを調整することもできます。スピーカーケーブルやスピーカースタンドは不要で、究極のポータビリティと簡単なセットアップを実現しました。付属の専用キャリングケースは、運搬時や保管時にスピーカーを保護するだけでなく、スペーサーやラインアレイスピーカーはもちろん、電源コードや同時に使用するマイクロフォンまで収納することができます。さらに、別売りオプションの専用台車『DL-SP1K』 を活用することで、可搬性はさらに高まります。『DL-SP1K』は、専用キャリングケースと連結することが可能で、運搬時の安全性はさらに高まります。

 

また、2台の『STAGEPAS 1K』をリンクすることで、より大きな音圧が必要な場合にも対応可能です。

今回の試聴ではモノラル(1機)の再生でございましたが、2台をリンクさせてステレオで使用する事で、小規模のライブやクラブでもしっかりと対応できるパワーを持っていると感じました。

 

  • 2019年8月 発売

 

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