iPad/iPhoneでVOCALOID制作!iOSアプリ「Mobile VOCALOID Editor」発表!
iPad、iPhoneで本格的なボカロ歌声制作が楽しめるiOSアプリ「Mobile VOCALOID Editor」がヤマハから発表されました!
App Storeで、4800円で購入可能です。
これまでも、「iVOCALOID」「VOCALOID first」といったアプリがありましたが、「Mobile VOCALOID Editor」は、コンピューターでの制作環境に迫る、より本格的なバージョンです。
ライブラリの音質や最終的な仕上がりは、コンピューターでの制作に勝てませんが、
「モバイル環境でもボカロパートの作成をしたい」、
「パソコンを持っていないけど、ボーカロイドを使ったオリジナル楽曲制作を始めてみたい」
という方は要チェックです!
(*ここでは、楽器演奏や作曲がある程度できる、あるいは「これからやるぞー!」という前提でご紹介します。また、iPhoneにも対応したアプリですが、やはりiPadの方が大きな画面でやりやすいので、iPadを使う前提で紹介します。ご了承くださいね!)
【最低限必要なもの】
●iOS7.1.2以上のiPadまたはiPhone
(対応デバイス:iPad(第4世代)、iPad Air、iPad Air 2、iPad mini 2、iPad mini 3、iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 6、iPhone 6 Plus)
●Cubasis(キューベーシス)、GrageBand(ガレージバンド)のような、音楽制作アプリ
⇒ボカロパート以外の伴奏を作成するのにこのようなアプリが必要です。
【もしiPadやパソコンを使って本格的に音楽制作をするるなら必要になってくるもの】
①Steinberg/UR12 や TASCAM/US-2×2 のようなiPad対応オーディオインターフェース
音声の入力出力を行います。ギターの入力をする際は必須です。(iPadとオーディオインターフェースの接続には、Apple製の対応接続キット/アダプタが必要となります。)
②モニタースピーカー/ヘッドホン
オーディオインターフェースからの音を聞くために必要です。
スピーカーなら、YAMAHA/HS5 や KRK/RP5G3、ヘッドホンなら、 SONY/MDR-CD900ST、AKG/K240mkII などがおすすめです。
③iPad対応のMIDIキーボード
IK-Multimedia / iRig KEYS のような、iPad対応のMIDIキーボードがあると便利です!
「Mobile VOCALOID Editor」では、ボカロパートのリアルタイム入力にも対応しているので、鍵盤を弾きながらメロディの入力が行えます!鍵盤を弾ける人ならたいてい使っています。
それでは、「Mobile VOCALOID Editor」でどんなことができるのかざっくり見ていきましょう!
ヤマハのこの動画、すごくわかりやすいですね。このように新規のファイルを立ち上げて、左の鍵盤で音を確認。ピアノロールの画面をタッチしながら音符入力。再生するときは、ライブラリの歌声になります。続いて歌詞を入力していけば、ボカロパートの作成ができます!
「Mobile VOCALOID Editor」には、女性声である「VY1_Lite」を同梱。他の歌声ライブラリを追加したい場合は、App Storで有料ダウンロード購入することも可能です。
VOCALOIDトラックは1曲につき最大16トラックまで扱えるので、複数のライブラリを使いコーラスパートの作成も可能です。(実際に扱えるトラック数は、デバイスのマシンパワーにより変わってきますのご注意ください)
作成したボカロバートは、音声ファイル(WAVまたはAAC)で書き出し可能。CubasisやGrageBandでオケ(伴奏)を作成をし、ボカロバートとミックスし、ひとつの曲が完成します!
「Mobile VOCALOID Editor」には、有名ボカロP達の、デモ曲(11曲)が収録されているので、これから始められる方は、参考にしてみると良いですね!
ちなみに、「Mobile VOCALOID Editor」で作成したボカロパートは、V3版VSQX、V4版VSQXでの書き出しが可能なので、既にパソコンを使ってボーカロイド楽曲制作をされている場合、データ移行も可能になっています。
ボーカロイドを使った音楽制作が年々気軽に始められるようになっています。あなたも、「ボカロPデビュー」してみませんか!?