現行ユーザーは移行すべき!?|Steinberg、Cubase最新バージョン「9」の新機能まとめ。

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世界的定番DAWソフトのSteinberg「Cubase」。

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快適な操作性や音質の良さはもちろん、毎年確実なアップデートを重ねプロ、アマ問わず年々そのシェアを広げています。

毎年の恒例行事のようですが、今冬もその最新版「9」が発表されましたので、上位モデル「Pro」に搭載された新機能を順番に見ていきましょう。

 
ミキサー画面やトランスポートパネルを一画面に収められるようになった「Zoning in on Cubase」

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ミックスコンソール(ミキサー画面)やキーエディター(ピアノロール)を立ち上げる際、これまではプロジェクト・ウィンドウとは別ウィンドウで立ち上げる形でしたが、今回の「9」では、「下ゾーン」が追加され、一画面上に収納可能になりました。一画面上に表示したまま、各種エディットも可能です。

例えば「下ゾーン」にミキサーを、「右ゾーン」では使用しているプラグインやメディベイを表示し、各項目へのアクセスを良くすることができます。もちろんこれまで同様、別ウィンドウでの立ち上げも可能です。

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▲キーエディター(ピアノロール)も表示可能。

同様に、トランスポートパネルもプロジェクト・ウィンドウ内に収納可能になりました。

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▲トランスポートパネル

制作作業の際になくてはならないトランスポートパネルですが、一画面で作業をしていると、作業するトラックや画面が変わるごとにいちいちトランスポートパネルを動かしていた、なんていう方も多いかもしれません。

作業環境がデュアルモニター等であれば、問題はないものの、昨今はMacbookなどラップトップで制作を行ったり、ライブステージでCubaseを使うケースが増えてきています。そのような際に、一画面上で表示できることで視認性が向上しより使いやすくなっています。他のDAWではできていたことですが、「Cubase9」でも対応となり、より快適に進化したといえます。

 
編集の自由度が高いサンプラートラック

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オーディオトラックやMIDIトラックを扱う感覚でサンプラー機能が利用できる「サンプラートラック」です。

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▲オーディオトラックやMIDIトラックと同じ要領でまずはじめにトラックを作成

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▲ドロップすれば波形が表示されトラックが生成される

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スタートポイントやエンドポイントを編集したり、ピッチを変更したり基本的な編集はもちろん、HALion譲りのエディット機能で高度な波形の編集が可能です。
オーディオであるサンプルとCubaseが持っているMIDIの編集機能を活かすことで、自由で創造性を刺激する、なおかつ効率的なサンプルベースでの楽曲制作が可能です。

 
編集の全履歴を残し任意のポイントに戻れるミックスコンソールでのアンドゥ(ヒストリー)機能

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各トラックの音量やエフェクト、ミックスバランスを整える作業に軌道修正はつきものです。「Cubase9」では、ミックスコンソールでの編集履歴を残し、確認し、任意のポイントに戻る(アンドゥする)ことが可能です。

「●●EQ(プラグイン)を挿入しました」「●●の値を変えました」などの編集履歴を逐一残し、履歴をクリックすることでその地点に戻ることが可能です。

こちらは、プロジェクト全体のアンドウとは別で、ミックスの作業専用に設けられています。

ミックスバランスを1時間前に戻したいとき、たったワンクリックで戻すことができる上、その1時間に進めてきたMIDIやAUDIOの編集は保持されるという、クリエイターのことを考えて作られた機能となっています。

 
周波数帯を鍵盤で確認、M/S処理も可能な「EQ with Frequency」

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EQプラグインの「EQ with Frequency」では、画面上に鍵盤が表示されており、どの音階がどの周波数で鳴っているかを視認する事ができます。ミキシング行う際、周波数でとらえることが一般的ですが、440Hz=A(※マスターチューニングが440Hz だった場合) という様に周波数は音階で示すこともできます。

音階に慣れたミュージシャンにとっては、鍵盤で示すことによって、よりイメージしやすくなるありがたい機能です。倍音やハーモニーなどのエディットも音階の考え方でEQを触ることができてしまうわけです。

また、WaveLab9 で好評であるM/S機能も搭載され、音圧を上げる際などに有効です。

 
最大10個のマーカートラック



楽曲制作では欠かせないツールである「マーカー」。多くの場合、「Aメロ」「Bメロ」「サビ」や「1A」「1B」といったふうに、楽曲構成のポイントをメモするマークとして使われますが、これまで使えるマーカートラックは1トラックでした。

「Cubase9」では、最大10トラックまでの異なるマーカートラック作成できるようになりました。これにより、リハーサルマーク、レコーディング用、エディット用など用途を分けてマーカーを使い分けることができます。

 
動作要件

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▲今回から32bit版は非対応に。


ざっと以上のようなところが「Cubase PRO9」の主な新機能。

(もうこの時代になると)強力なプラグインが搭載されたとか、ユーザーインターフェースが刷新されたとか、派手なバージョンアップではないものの、現在Cubaseを使っているユーザーなら痒いところに手の届く魅力的な新機能の数々ではないでしょうか!?


さて、気になる価格(税込)と発売日です。

【Cubase9シリーズ 価格と発売日】
Cubase Pro(通常版)       :61,560円 12/9(金)
Cubase Pro (アカデミック版)  :41,040円 12/9(金)
Cubase Artist(通常版)    :34,560円 12/9(金)
Cubase Artist(アカデミック版) :19,440円 12/9(金)
Cubase Elements(通常版)   :12,960円 12/15(木)
Cubase Elements(アカデミック版): 7,560円 12/15(木)

(為替の関係で…)通常版は2,000円アップ、アカデミック版は据え置きです。
今回のバージョンは、Cubase「9」としているものの、製品名から数字の表記はなくなりました。
Cubaseでは、アクティベートする際の最新版が常にダウンロード可能で、製品名としては今後「Cubase Pro」「Cubase Artist」「Cubase Elements」として扱っていく方向です。
今回の新機能のモデル別比較表はメーカーサイトでご確認いただけます。

■グレース・ピリオドについて…
2016年10月27日以降にアクティベートした方は、無償でバージョン「9」にアップグレード可能です。

旧バージョンのパッケージ在庫でも10月27日以降に登録いただいたお客様は新バージョンが入手可能ですのでご安心ください。今回の新バージョンよりインストールディスクがなくなり、新バージョンはダウンロードで入手可能です。

なお、スタインバーグ・オンラインショップでのアップグレード価格(予定)は以下。

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(為替の関係で…)こちらも少々値上がりしております。
※価格は変更となる場合があるため、ご購入前にスタインバーグ・オンラインショップでご確認をお願いいたします。


また、12/17~12/18に開催されるイベントSteinberg Day 2016でも、今回の最新バージョン「9」の新機能がをたっぷと紹介されるとのこと。
是非、足を運んでみてください!


●問い合わせはこちら。「DTMersを見た」と書いていただけるとスムーズです。


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