「V-Piano」と「SuperNATURAL」|Roland、デュアル・サウンド・エンジンのステージピアノ「RD-2000」を発表!
Rolandから「RD-2000」が発表されました。
「RD-2000」は、デュアル・サウンド・エンジンで独立した2系統音源を搭載。
音源1は、V-Piano Technologyに基づく音色。サンプリングとは異なる音源方式の「V-Piano」のテクノロジーで生み出された、最新のアコースティック・ピアノ・サウンドを搭載。
音源2では、ブラッシュ・アップされたSuperNATURAL サウンド・エンジンによるエレクトリック・ピアノやオルガン、ストリングス、ブラス、シンセサイザーなどのサウンドを1,100 種類以上収録しています。
さらに歴代のRD シリーズの音色やその他サウンドをサウンド・ライブラリ・サイト「Axial」からの追加搭載することも可能です。(スロットを2つ搭載)ステージピアノ、ステージキーボードとして充実の音色を搭載しています。
長期に渡り研究を続けているV-Pianoテクノロジーと、Rolandの最新ピアノ技術とを組み合わせて生み出されるアコースティック・ピアノ・サウンド。非常に自然でレスポンスがよく、高い表現力を実現しています。専用のサウンド・エンジンを採用したことで、同時発音数の概念がなく、フル・ポリフォニーでの演奏が可能に。速いパッセージの演奏や、ダンパー・ペダルを多用する奏法にも余裕で対応します。最新のエンジンをアコースティック・ピアノのためだけに贅沢に使用することで、妥協のない、まさに”本物の”ピアノ演奏を実現できます。
エレクトリック・ピアノ・サウンドには、高い評価を得ているSuperNATURALベースのサウンド・エンジンを採用。60年代、70年代、80年代の幅広いクラシックなサウンドを豊富に収録しています。RD-2000には、1986年に発表したRDシリーズの第1号機 RD-1000 と、サウンド・モジュール MKS-20のサウンドを新規収録。Rolandの記念碑的なテクノロジーとも言えるSA技術を駆使したこれらモデルのユニークなサウンドは、当時のヒット曲を再現するのにも最適。また、エレクトリック・ピノのサウンド・メイクに効果を発揮するヴィンテージ・エフェクターも新規設計により忠実に再現。BOSS CE-1 Chorus や Roland SDD-320 Dimension D といった名機は、エレクトリック・ピアノには欠かせないエフェクトと言えます。RD-2000では、RD-800で作成したLIVE SETを読み込むことも可能。RD-800からのステップ・アップのためのモデルとしても最適です。
木材とモールド材を組み合わせて作られたハイブリッド・キーが特徴のPHA-50 プログレッシブ・ハンマー・アクション・キーボード。クラシックな” フィーリング” と、激しいプレイに求められる”耐久性” を兼ね備えています。重量は、約21.7kgステージピアノとして比較的軽量化を実現。
演奏中やサウンド・チェック時に直感的に操作可能なユーザー・インターフェースを搭載。現在の位置を示すLED インジケーターを採用した8 つのノブと9 つのスライダーでは、サウンド / エフェクトのパラメーターを瞬時にコントロールすることができます。最大8 つまでの音色アサインが可能なZONE 設定 では、異なるキー・レンジに別々のサウンドをアサインしたり、複数のサウンドを重ねたレイヤー・サウンドを作成することができます。また、SCENE 機能を使用すると、KEY TOUCH やペダル設定など、RD-2000 全体の設定を丸ごとスナップ・ショットとして保存が可能。もちろん、SCENE に保存した設定は瞬時に読み出すことができます。
RD-2000 は、歴代のRD シリーズの中でも最高峰のコントロール機能を備えています。USB オーディオ / MIDI インターフェース機能を活用すれば、Mac / PC 上のDAW 上に展開するプラグイン・シンセをはじめとするソフトウェアを演奏 / コントロールすることができます。さらに、RD-2000 の内部音源とソフトウェアを組み合わせてZONE 設定を行うことも可能です。また、RD-2000 は、ハイ・レゾリューションの鍵盤演奏情報を出力し、対応するソフトウェアの演奏も可能です。
音源部分の大幅な進化に加え、歴代ステージピアノの良いところを詰め込んだ「RD-2000」の登場です。
【Roland / RD-2000】
■発売日 :2017年3月25日(土)
■予定価格:230,000+税