私の愛して止まない名器 Vol.6 Roland TR-606
いつもお世話になっております。渋谷店の冨山(とみやま)でございます。
本日も、私の愛して止まない名器、ご紹介させていただきます。
本日は、こちら!
Roland TR-606 DRUMATIX です。
Rolandのリズムマシンといえば、TR-808/TR-909が有名ですが、
このTR-606もアナログ音源を搭載し、打ち込みができる、隠れた名器でございます。
TR-808が発売されていた80年代に、エントリー向けリズムマシンとして発売されたTR-606。
電池駆動ができ、いつでもどこでもリズムが作れるポータブルマシン!というのが売りだったようです。
価格は当時のTR-808の1/3程度とお求めやすくなっておりました。
肝心な音質は、808とはやはり違いますが、606独自のチープな、でも太いサウンドでした。
KICK、SNARE、HIHAT、TOM、CYMBALの5音色を、ステップシーケンサーで打ち込みが可能です。
5音色はエディットできないものの、音量の調節が個別にできるようになっています。
残念ながら808のようなパラアウトなどはなく、5音色はまとめて出力されます。
下画像にあるMIDIのような端子は、この当時の同期用端子「DINシンク」と言いまして、
シーケンサーMC-4やBASSシンセTB-303などと同期演奏が可能でした。
今はAIRA SBX-1などを使えばいろんな機材と同期が可能です。
そのサウンドは他の機種やサンプリングでは出せないもので、今でも欠かせない機材の1つです。
アナログリズムマシンに興味がある方、808は高くて買えないけど、
TR-606も発売から30年以上たち、現存するものは貴重となりました。
そのサウンドに是非一度触れてみてください。
渋谷店でお試し可能となっております。
他にもいろいろなVINTAGE機材が渋谷店に集まっております。
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最後までご覧頂き、ありがとうございました。