貴方のヘッドホンの音をフラットにします!
御茶ノ水本店 デジタル担当 今宮です。
皆様、DTMなどで音楽制作をする際、曲のミックスはスピーカーで行ってますか?ヘッドホンで行ってますか?
マンションなどにお住まいの方は、夜中のミックス作業など、近隣の状況を考えて音漏れの無いヘッドホンでやる方がわりと多いかと思います。
ヘッドホンはどれを選んだらいいか!?
と考えたとき、なるべくくせのないフラットな(平ら・平坦な意味)音質特性のものを選ぶことをオススメするわけですが、どれを買ったらいいかわからない!という方は多いはず!
そんな方にオススメなのがこちら!
Sonarworks Reference 3 – HEADPHONE CALIBRATION
ヘッドフォン・ミキシング/マスタリングを革新する、初のキャリブレーション・ソフトウェア、というもの!!Sonarworks という会社からリリースされました。
さて、キャリブレーション・ソフトウェアとは???
ほとんどのヘッドフォンは、その物理的な構造の違い、素材や配置の限界によって、異なる響き・特性を持っています。このため、いずれもクリティカルなリスニングに耐えうるほどに完全に中立である、とはいえません。
市場でもポピュラーな、いくつかのハイエンド・スタジオ向けヘッドフォンの周波数特性を見てみましょう。
ハイエンドとはいえ、これだけ特性のばらつきがあるのです。
波形の左側が低音、右側が高音です。フラットとうたわれているヘッドホンも、低音が実は削れていたり、高音がちょっと出すぎたりしてるんですね。。
ここで、Sonarworks Reference 3によるキャリブレーションを有効にすると。。。
おお!!フラットに!!
Sonarworks Reference 3ソフトウェアは、多数のヘッドフォン・モデルを測定、デジタル・プロファイルとして収録、DAWからプラグインによる補正=キャリブレーションを実現します。
多数のヘッドフォン・モデルを測定していて、本当かな!?と実際ヘッドフォン・モデルを見てみると、これだけ多くのメジャーのヘッドホンがありました!
筆者個人的にもAKG K271MK2ヘッドホンを所有しており、そのプリセットにあわせて自分が制作した曲を聴いて見ると、通常のK271MK2では得られない迫力のある低音が!!!
ああ、今までのヘッドホンの音はなんだったんだ!?と思うような音に!
当時スタジオで制作したときのビッグスピーカーから流れていた迫力のあるサウンドがよみがえってきました!
ちなみに使い方は
1 SonarworksからReference 3をダウンロード
DAWのプラグインとして起動します。
2 ヘッドフォンを選択
お使いのヘッドフォンをリストから選択、モデルは続々追加中とのこと。
3 キャリブレートされたサウンドを体験
失われていたフラットなリファレンス・サウンドを取り戻しましょう!
ヘッドフォン・キャリブレーションは、周波数特性の測定と調整、二つのプロセスで成り立っています。その目的は、適切に音響調整されたスタジオ、そこに設置されたフラットで自然なサウンドのスタジオモニターの特性に、ヘッドフォンを正確にマッチさせることです。スタジオ用のスタンダードなヘッドフォンが、精密なエンジニアリングを施したデバイスに生まれ変わります。正確なリファレンス・サウンドを得られることで、より確信を持ってミックス、マスタリングに取り組めるでしょう。
このソフト、今のヘッドホンでミックスをしているクリエイターにとってかなり画期的なアイテムであることは間違いありません!
リスニング用のチープなヘッドホンを購入して、このReference 3 – HEADPHONE CALIBRATIONを使って高級モニターヘッドホンのような音に変化することを試してみたくなりますね!
Reference 3 – HEADPHONE CALIBRATION
価格は税込13,800円。
AU/AAX/RTAS/VSTプラグインフォーマット対応。LOGIC、PROTOOLS,CUBASE,SONARなどでプラグインとして使用可能です。
ご購入、お問い合わせはイシバシ楽器御茶ノ水本店デジタルフロアまで!
↓↓
それではまたお会いしましょう!