さらに軽量、音色まわりも進化|KORG、「KROSS」のニューモデルを発表!

KORGからエントリーシンセサイザー「KROSS」の新モデルが発表されました。


▲新しい「KROSS」


▲新しい「KROSS」(限定生産のRed Marble)


▲初代「KROSS」

初代「KROSS」の基本性能を継承しつつ、主に以下の点がグレードアップしています。

●200以上の音色を追加、合計1000以上の音色を内蔵
●シンプルなサンプリング機能を搭載
●「こだわりの外観」とさらなる「軽量化」を実現
●同時発音数が120音に
●USB AUDIOインターフェース機能を搭載

それでは、順番に特徴を見ていきましょう。

 

定評の[EDS-i]音源で200以上の音色を追加

新しい「KROSS」の音源は、初代同様の[EDS-i]音源を採用。先代フラッグシップモデル「M3」の音源を元にした高品位な音色群です。新しい「KROSS」では、ピアノ、シンセ音色のほか、特にドラムの新規音色を追加搭載、200以上の音色が追加され、合計1000以上の音色が搭載されました。きめ細かくも芯のあるサウンドは、ソロでもバンドでもしっかりと主張してくれます。

 

シンプルなサンプリング機能を搭載

16個のパッドを新規搭載し、サンプリング機能を搭載。ピッチの変更や鍵盤へのアサインなどはできませんが、ポン出しや自分の演奏をサンプリング(録音)するリサンプリングが可能。テンポの概念がありませんが、4トラック同時再生可能で、ちょっとしたループパフォーマンスが可能です。

 

同時発音数が120音に

初代「KROSS」では、最高でも80音だった同時発音数が、新「KROSS」では120音になりました。パッセージの多い演奏でも音切れなく、また音色そのものがよりリッチになっています。

 

「こだわりの外観」とさらなる「軽量化」を実現


▲リアパネルのロゴは光らせることがでる

他メーカーと比較しても、軽量であることが「KROSS」の特徴でしたが、その重要はさらに軽量化されました。その重さなんと「3.8kg」(61鍵)。
初代「KROSS」が4.3kgですので、0.5kg軽量化。(このクラスで、0.5kg軽量化はすごい)スタジオ、ライブハウスへの持込もさらに容易になりました。

内部パーツのいくつかもサイズダウンしたそうですが、主なところで筐体を軽くしているようです。

表面がラバー塗装になっており、マットな質感で安っぽさを感じさない印象です。新しい「KROSS」のラバー塗装は、加水分解が将来的に起こらない素材を用いていて、長年の使用も安心です。(なんでも材料の原価は相当お高いそうです)

88鍵は、「12.3kg」と初代と大きく変わりませんが、88鍵盤としては、依然軽量モデル。シルバー&ブルーのデザインも高級感と洗練された雰囲気を醸し出しています。

 

USB AUDIOインターフェース機能搭載

コンピューターと「KROSS」をUSBケーブルで接続すれば、市販のオーディインターフェースを必要とせず、「KROSS」の音をDAWソフト等で録音できます。本体も軽量コンパクトなので、自宅のMIDIキーボードとしてもおすすめです。

他にも、さまざまな音作りをすばやく行える2つのコントロールノブとスイッチを搭載。シンセサイザーといえば音作りをする「ノブ」が必ずパネル上にあるものですが、実は初代「KROSS」にはなく、要望も多かったそう。

というわけで、新しい「KROSS」、よりいっそう多彩なシーンで活躍するモデルへと進化しています。

【KORG/KROSS2-61 MB】
■発売日:2017年9月24日(日)
■価格:74,000+税
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【KORG/KROSS2-61 RM】
■発売日:2017年9月24日(日)
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【KORG/KROSS2-88 】
■発売日:2017年9月24日(日)
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