私の愛して止まない名器【VOL.10】Roland TB-303

いつもDTMersをご覧いただきましてありがとうございます。横浜店のVINTAGE SYNTH 担当、冨山(とみやま)でございます。

私の愛して止まない名器、記念すべき【VOL.10】!本日ご紹介いたしますのは、やはり名器中の名器!ついに真打が登場!TB-303 Bass Lineでございます!

今なお絶大な人気を誇る、Rolandの代表的モデルです。

1982年に誕生しましたTB-303、以前に紹介したRoland TR-606 DRUMATIX の兄弟モデルです。TR-606はDRUMATIXの名の通り、リズムマシンですが、TB-303は「Bass Line」と名づけられた、アナログ・ベースマシンです。当時、リズムマシンが出始め、ミュージシャンたちは自分でリズムを打ち込めるようになりました。でも一緒にベースを打ち込むとなると、まだまだ高価なシンセや難しいシーケンサーを購入しなければならなかった時代でした。そんなときに登場したのが、このベースマシン、TB-303なのです。

独自のシーケンサーと、シンプルなモノシンセをあわせたこのモデル。発売当初は少し話題になったものの、なかなか難しい使い勝手のシーケンサー、そしてどう聴いてもベースには聴こえない独特なサウンド・・・、当時はあまり売れなかったようです。生産完了時は1万円を切って超激安で売られていたようです。

生産完了後に、安く販売され手に入れやすかったこのチープなマシンが、その面白いサウンドから、ハウスミュージックで使用され、人気が再燃、クラブミュージックに新しい息吹を吹かせました。そこからテクノシーンでは代名詞となる名器となりました!アシッドハウスなど、テクノ/ハウス/クラブミュージックの現代のシーンは、このTB-303無しでは語れないといっても過言ではありません。日本では、電気グルーヴが使用していたことでも有名です。石野卓球氏が使用し、そのテクノサウンドに魅了された方は多かったのではないでしょうか。

「TUNING」「CUT OFF FREQ」「RESONANCE」「ENV MOD」「DECAY」「ACCENT」の6つのパラメーターと、ノコギリ波と矩形波の2つのオシレーターを切り替え、サウンドを作成可能。前記の通り、独自のシーケンサーは、使うのに少々コツがいりますが、アクセントやスライドなどが特徴的で、思いもよらぬフレーズが生まれてきます。そうして作成したフレーズを、CUTOFFとRESONANCEツマミをリアルタイムに動かすことで、ビュンビュンピュンピュンさせることができます。このサウンドこそ、TB-303のサウンドです。現在、ローランドからTB-303を再現するモデルが発売され人気ですが、オリジナルのアナログサウンドはまたまた別格です。

横浜店にある1台は、当時の付属品がほぼ揃っております。傷など少なくきれいな状態です。
専門業者によるメンテナンス済みで動作良好です。

店頭にてご試奏も可能ですので、ぜひぜひ遊びにいらしてください。

もちろん通販も可能です!!
ご不明な点等ございましたら、ぜひぜひお問い合わせください!

お電話:045-311-1484、メール:yokohama@ishibashi.co.jp

わたくし冨山(とみやま)まで、ご連絡くださいませ。
お待ちしております。

ちなみに、横浜店の店頭にはこのTB-303をはじめ、VINTAGEシンセサイザーが大集結しておりますよ!

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イシバシ楽器横浜店
担当 冨山

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