新開発VCMオルガン音源搭載|YAMAHA、ステージキーボード「YC61」を発表!

YAMAHAから「YC-61」発表されました。

「YC-61」は、YAMAHAの物理モデリング技術「VCM」(Virtual Circuitry Modeling)を用いたオルガン音源のほか、アコースティックピアノやエレクトリックピアノの AWM2音源、FM音源も搭載の61鍵盤のステージキーボード。

物理ドローバーや多くのノブやスイッチをパネルに備え、本格的なオルガンの演奏を叶えます。


▲鍵盤は、セミウェイテッド・ウォーターフォール。グリッサンドやオルガン奏法に最適。オルガンはもちろん様々なキーボード音色を心地よく演奏する事ができるよう、鍵盤と音源とのマッチングを最適化。

現在のところ、国内発売は未定です。情報が入り次第この記事をアップデートします。
→2/25更新:国内正式発表されました!

こちらが実機でございます。

本体は、非常にコンパクトながらアルミ筐体で、堅牢なつくりです。持ち運んで使用するケースが想定されますが、耐久性も申し分ない様子。


▲ドローバーは、シースルーになっていて、ドローバーの位置とは異なるセッティングを呼び出した際も、パラメーターを示すLEDのライトをドローバーノブに遮られる事なく確認する事が出来ます。LEDカラーは全7色から選ぶことができ、アッパー、ロワー毎にカラーを変更する事も可能。

本体質量は、7.1kg。軽量設計で持ち運びも比較的容易です。専用ケースも同時発売の予定。

 
≪収録サウンドの特徴≫

●オルガン&ロータリースピーカー

【VCMオルガン音源】
トーンホイール方式のビンテージオルガンを忠実に再現するVCMオルガン音源を搭載。選択可能なVCMオルガンタイプは、スタンダードなビンテージオルガン、アンサンブルに埋もれない中低域が太めのオルガン、そしてパーカッシブで速いパッセージにも適したオルガンの3種類。さらに、トーンホイールから電気回路に漏れるリーク音やキークリック音のレベル等、各パラメーターを調整する事で、オルガンの個体差や経年劣化までも表現し、自分好みのサウンドを作る事が可能です。

【VCMロータリースピーカー】
ロータリースピーカー特有の音の飽和感や温かみまでも再現するVCMロータリースピーカー。選択できるのはクリアでサウンドに深みのあるスタンダードタイプと、歪み成分の強いトランジスタープリアンプを接続したタイプの2種類。ホーン(高域側)とローター(低域側)それぞれの回転スピードや加速/減速の速さといった詳細パラメーターを調整する事で自分好みのセッティングをする事が可能です。

【FMオルガン】
FM音源によって再現された往年のトランジスター方式のオルガンサウンド。8本のドローバーはそれぞれ8つのオペレーターに対応し、ロータリースピーカーやアンプシミュレーターエフェクトと組み合わせることで個性的なサウンドを作る事が可能です。

●ヤマハプレミアムアコースティックピアノ

2種類のプレミアムコンサートグランドピアノ(CFX、S700)をはじめとしたアコースティックピアノボイス4種を収録。いずれもピアノサウンドの定番として欠かす事の出来ないアイコニックなサウンドです。

【CFX】
17年の熟成期間を経て誕生したヤマハのフラッグシップ フルコンサートグランドピアノCFX。フルオーケストラの編成内においても決して埋もれることのない、繊細できらびやかな高音域とパワフルな低音域。圧倒的なダイナミクスレンジと力強さを兼ね備えたヤマハ最高峰のピアノです。

【S700】
ヤマハの熟練の職人が手がけたハンドクラフトのグランドピアノS700は、アンサンブルの中でも個性を発揮するパワーと、ソロからバッキングまで繊細かつ豊かに表現できる個性を持ったピアノです。S700はポピュラーなグランドピアノボイスとして、歴代のピアノシンセサイザーS90ESやミュージックプロダクションシンセサイザーMOTIF ESにも収録されています。

【C7】
世界中で数々のレコーディングに使用されているC7は、ミックスの中でも埋もれない力強さと明快なサウンドが特徴のグランドピアノです。

【U1】
世界で最もポピュラーなピアノと称されるU1。その中でもビンテージで使いこまれたサウンドキャラクターを持つ個体のサウンドを収録。耳なじみのよい音と響きはアップライトピアノの代表的な音色であると同時に、代替えする事のできない特別なものです。

●エレクトリックピアノ&キーボードサウンド

伝統的なエレクトリックピアノからストリングスやシンセパッド等、ステージキーボードとしての汎用性を高めるハイクオリティな定番音色を搭載。

【FMエレクトリックピアノ】
1983年、ヤマハはデジタルシンセサイザーDX7を世に送り出し、今やミュージックシーンに欠かす事のできない“FMサウンド”を広く普及させました。YC61に搭載された本物のFM音源が奏でるFMエレクトリックピアノサウンドは、キータッチへの素早いレスポンスと、サンプリング音源では表現できない圧倒的なダイナミクスレンジを持った、まさに“本物”のFMサウンドです。

【CP80】
1978年、ライブバンドで使用するエレクトリックグランドピアノとしてCP80とCP70は登場しました。YC61にはパワフルでダイナミックレンジの広いCP80サウンドが収録されています。

【78 Rd/75 Rd/73 Rd/67 Rd】
レンジが広く様々な音楽ジャンルで使い勝手の良い【78 Rd】、ダーティでファンキー、乗りの良さや個性を求める音楽に最適な【75 Rd Funky】、ファットで暖かいビンテージサウンドの【73Rd】、フェルトハンマーによる独特なサウンドが特徴の【67 Rd】と、年代によって個性的なサウンドを持つエレクトリックピアノボイスを収録。

【Wr】
ダイナミックレンジの広い、リードタイプのエレクトリックピアノサウンド。ビンテージな【Wr Warm】とモダンな【Wr Bright】の2種類を収録。

【シンセサイザー、ストリングス、他】
FM音源を使用したシンセサイザーサウンドをはじめ、ストリングスやブラスサウンド等、100種類以上の多彩な音色を収録。スプリットやレイヤー、ソロプレイなど様々なシチュエーションへの対応を可能とします。

 

VCMテクノロジー

オリジナルの楽器が持つ繊細でダイナミック、時に曖昧で音楽的な表現力。ヤマハの VCM テクノロジーはその回路をトランジスターや抵抗器ひとつまでもバーチャルな 回路 上に 再現、単純なデジタルシミュ レーションでは不可能なリアルなサウンドとして蘇らせます。伝統的なトーンホイールオルガンとロータリースピーカーを再現する VCM オルガン 音源 と VCM ロータリースピーカー。
ヴィンテージエフェクターやハイエンドスタジオ機器等の回路を忠実に再現した VCM エフェクト。オルガンと の相性も抜群な クラシック な ギターアンプを再現したギターアンプを再現した VCM アンプモデル等。 YC61 の サウンド の要所には VCM テクノロジーが使用されています。

【YAMAHA/YC61】
■発売日:2020年4月24日(金)
■価格 :202,500円+税

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