魅惑のダイナミックマイクロフォン~SHURE SM7B

渋谷店デジタル担当の鳴尾です。

さて、今回はマイクロフォン大好きな私がおススメする1本をご紹介します!

これまでに私がご紹介したマイクロフォンの記事
いまさら聞けない!?~SHURE SM58とBETA58の違いとは?
DTMerにおすすめ!コンデンサーマイク5選!
ライブにオススメ!ダイナミックマイク5選!
SHURE SM58が定番である理由とは

今回ご紹介するのは・・・

SHURE SM7Bです!

SM7の歴史

SHUREのレコーディング用マイクロフォンとして1976年に発売された初代SM7。
現在はSM7Bとして発売されています。SM7の背景には1966年に発売されたSM5というマイクロフォンからその歴史がスタートしています。

1966年と言えば、そうSM58がリリースされた年でもあります。
SM5はその形状からも想像できるように、放送局向けのマイクロフォンとしてリリースされ、好評を得たマイクロフォンとして知られました。

そして初代SM7が1976年にリリースされます。

初代SM7は1986年に生産完了となり、その後1999年にSM7A、そして2001年にSM7Bとして発売され現在に至ります。

SM7の開発に当たっては、先にリリースされたSM57のユニダインIIIカートリッジを使用し、サイズやコストの制限なく、より良いマイクロフォンを作ることから開始されたとされています。ゆえにSM7とSM57は密接な関係にあるマイクロフォンなのです。

SM7が世に評価される一番の実績が・・・これです!!!

Michael Jacksonの代表作である「スリラー」でクインシー・ジョーンズとレコーディング・エンジニアであるブルース・スウェディンはマイケルのボーカルと、ナレーションを勤めたヴィンセント・プライスの録音に使用したとされています。
あの名盤に使われたマイクロフォン、当時のマイケルの人気を考えればどんなハイエンドで高級なマイクロフォンを選択することも可能であったことは想像に易いところではありますが、その中で選ばれたマイクロフォンがSM7だったのです。

SM7Bの優位性

SM7Bのその優れたサウンドは先のMichael Jacksonのストーリーでもわかる通りですが、SM7Bは再生周波数帯域:50Hz~20KHzとダイナミックマイクロフォンとしてはかなり広い特性と、

中低域にかけてのレスポンスの良さが特徴となっています。

ちなみにSM57ですと、再生周波数帯域:40Hz~15KHzですから、

SM7Bがいかにレンジが広いマイクということがわかると思います。

さらにSM7には低音域ロールオフ、ミッドレンジ強調 (プレゼンス・ブースト) といったコントロールが可能な周波数シェーピングスイッチが装備されています。

これにより、シチュエーションによって例えばSM57的であったりあるいはSM58的な振る舞いを演出しつつさらにクオリティの向上が望めます。

さらに放送用として開発された経緯から、電磁ハム・ノイズに対しての強さがあげられます。SM7Bにはハムバッキングコイルが採用されており、これによりさまざまなハム・ノイズをシャットアウトすることに成功しています。
さらにはエア・サスペンション式のアイソレーターを内蔵しており、メカニカル・ノイズを拾ってしまうこともありません。高性能なポップ・フィルタを標準で装備していますので、ポップガードなどを別途用意する必要もありません!

そんなSM7Bですが・・・現在渋谷店の店頭に展示を開始いたしました!もちろんお試しいただくことも可能です!
放送用途のマイクロフォンとしても非常に優れていますので、インターネット配信でのクオリティの高いマイクロフォンをお探しの方はもちろん!レコーディングにおけるボーカルやギター、その他楽器用のマイクロフォンをお探しの方にもおススメです!ぜひ試しにご来店ください!

最後に、店頭でお試しいただくのももちろんですが、SHUREのサイトにMic Listening Labというものが存在しております。
SHURE Mic Listening Lab
こちらのサイトでSHUREの数々のマイクを女性ボーカルや男性ボーカル、ギターやベースなど同じフレーズで聞き比べができるようになっています。
店頭でお試しいただく前にチェックしてみるのも良いかもしれません!ぜひお試しください!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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